校歌

東大には校歌がありません。

その理由は、東大が日本で最初の大学であり他の大学とは起源を異にすることや、旧制第一高校時代に学生たちにより定められた寮歌が存在していることからだと言われています。

しかし、東大が歌と無縁というわけではありません。最も多くの東大生が一堂に会する機会である入学式や卒業式では、応援歌『ただ一つ』と東京大学運動会歌『大空と』が歌われます。これらの歌は多くの東大関係者に知られています。このうち『大空と』は1932年に「東京帝国大学の歌」として作られたものの、東大内部で手続きがうまく進まず、校歌とならずに運動会歌となったという経緯があるようです。

実は、東大でも校歌を定めようという動きがありました。国立大学法人法の成立に伴い2004年に東大を含む国立大学が国立大学法人に移行したのをきっかけに、校歌についての検討会が設置されました。ウェブ上で意見を募集した結果等を踏まえて検討したところ、当初は『大空と』を暫定的に校歌とする決定がされましたがすぐに撤回され、結局校歌の制定には至りませんでした。その代わり、『大空と』と『ただ一つ』の2つの歌が校歌ではなく「東京大学の歌」として定められました。ちなみに、東大には「校章」も存在せず、よく知られた銀杏のデザインは「東大マーク」という名前です。

さらに、国立大学法人となった新しい東京大学にふさわしい第3の「東京大学の歌」を制定すべくウェブ上で歌詞の公募が行われましたが、どの案も採用には至りませんでした。現在でも東大に校歌はありませんが、2つの「東京大学の歌」の他にも多くの学生歌や応援歌が存在しています。

リンク

東大マーク・東京大学の歌 | 東京大学

このページにコメントを送る
このページへの評価:
いい!よくない!
掲載日:15-04-27
担当:鈴木僚太
*