バイト

 大学生の生活と切っても切れない関係にあるアルバイトですが、東大生はアルバイトをどのように考えているのでしょうか。2008年(第58回)学生生活実態調査の結果を見てみましょう。

 臨時的なアルバイトを含めると、全体の80.3%がアルバイトをしています。多少の上下はあるものの、全体の約8割がアルバイトをしているという結果は例年通りのようです。また男女で比較してみると、男子学生の79.4%に対して女子学生は83.4%と上回っているのも例年通りのようです。ただこの値の開きは若干とはいえ年々減少しているようです。

アルバイトの種類

アルバイトの種類(2つまで選択)

 アルバイトの種類(2つまで選択)は、「塾講師」(37.9%)、「家庭教師」(36.6%)の2つが大きな比率を占め、次点の「販売・セールス・サービス業」(27.3%)とは少し差があります。勉強の分野を仕事にしているあたりは東大生らしいですね。

 アルバイトの従事時間数は週当たり11.2時間で1ヶ月当たりの収入額は47,000円。従事時間数は週当たり約0.3時間増えているにもかかわらず収入が月額約400円の減少となり、時給を考えると前回の調査までは増加傾向にあったものが減少へと反転したようです。景気の波を見事に表しているようですね。

 アルバイトの紹介者(2つまで選択)は、「友人・知人等」(37.4%)、「インターネット」(35.7%)が多く、「アルバイト先と直接」(26.9%)、「新聞広告・アルバイト広告誌」(13.0%)、「大学の担当事務」(9.7%)を上回っています。アルバイトの斡旋サイトとして有名な所もあり、一度は目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

アルバイトの紹介者

アルバイトの紹介者(2つまで選択)

 アルバイトの目的は、「生活費を稼ぐため」(32.8%)と「学生生活を楽しむため」(32.4%)がほぼ同数で、次に「社会経験のため」(24.2%)となりました。アルバイトの目的は純粋にお金を稼ぐためだけとは限らないようです。

 アルバイト収入の使途は、「生活費(衣・食・住)」が例年の50%前後から45.7%へと値を下げ、また「娯楽費」(63.3%)も年々減少しています。一方で「預貯金」が前年の22.0%から29.2%へと大きく値を伸ばしています。

アルバイトの目的

アルバイトの目的

 「継続的アルバイトが勉学の妨げになりませんか」との問に対しては、「かなり妨げになる(なった)」(9.0%)、「多少妨げになる(なった)」(47.5%)と、程度の差こそあれ5割強の学生はアルバイトが勉学の妨げになると感じているようです。もっともこの質問に対する回答は「かなり妨げになる(なった)」、「多少妨げになる(なった)」、「妨げにならない(ならなかった)」の三択で、事実上の中間選択肢を選んだ人が多数派を占めるという解釈もできるのですが。

 私の友人がアルバイトに時間を取られて他のことに時間を割く余裕が無いと嘆くのをたまに耳にします。学生という身分の自由さから忘れがちですが、学生の本分は勉学であることを考えてアルバイトをする必要がありそうです。

参考

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掲載日:10-11-15
担当:亀甲博貴
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