入学

東大生はどのようなことを考えて東大に入学したのでしょうか。2014年の学生生活実態調査から探ってみましょう。

東大入学をどの程度希望していましたか

東大入学をどの程度希望していましたか

「東大入学をどの程度希望していましたか」という問いは、「浪人しても東大に入りたいと思っていた」が57.6%、次いで「東大がだめなら他大学でもよいと思っていた」が41.0%、「他大学がだめなら東大でもよいと思っていた」がわずか1.4%という結果になりました。東大は合格者に占める現役生の割合が63.8%(2014年)(※1)で、これは全大学の平均83.9%(2014年)(※2)よりも大幅に低いことから、浪人してまで東大に行きたいと思っていた人が多いのはうなずけます。

ただ気になったのが、「浪人しても東大に入りたいと思っていた」と答えた文系女子が45.7%と、文系男子(64.0%)・理系男子(56.4%)・理系女子(55.2%)よりも少ないことです。文系女子の中では浪人を避ける風潮が強く、それが結果として東大における女子の割合の伸び悩みにつながっているのかもしれません。

東大入学の動機

東大入学の動機

東大生はどうして東大を選んだのでしょうか。「東大入学の動機」という問いには3つまで選択可能で、「社会的評価が高いから」(52.1%)、「入学後に学部の選択が可能だから」(43.5%)、「私大に比べて授業料が安いから」(37.3%)の3つが上位に挙がりました。東大というブランドだけでなく、進学選択や国立であることなどの制度面も東大の人気を支える重要な要素であることが分かります。

なお、文系男子は「社会的評価が高いから」が61.1%と突出して多く、次いで多かったのが「将来の就職を考えて」(37.2%)でした。また理系女子の中では「スタッフ・設備が優れているから」という回答も36.2%と多く見られました。

入学時に進学する学部・学科を決めていましたか

入学時に進学する学部・学科を決めていましたか

「入学時に進学する学部・学科を決めていましたか」という問いは、「学部・学科等は決めていなかった」が48.7%と最も多く、「学部のみ決めていた」が28.6%、「学科等まで決めていた」は22.7%に留まりました。興味深いことに、「学部・学科等は決めていなかった」と答えた人は1986年では22.7%しかおらず、また2012年でも46.3%であり、学部選択を後回しにする傾向は年々強まっています。進路をはっきりと決められない中で、東大の進振り制度を魅力に感じる人も多いのでしょう。

ちなみに文系男子では「学部・学科等は決めていなかった」と答えた人は40.1%と、文系女子(49.4%)、理系男子(53.2%)、理系女子(53.5%)よりも少ないです。全体的に文系男子は卒業後の進路を考えて東大を選ぶ傾向が強いようです。これは進路が固定化しやすい文一・文二や法学部・経済学部の学生が文系男子に占める割合が高いことも原因と考えられ、法学部・経済学部在学中の学生でも同様の傾向が見られました。

参考

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掲載日:16-08-30
担当:野上宏樹
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