ドイツ語

ドイツ語は英語と同じゲルマン語派の言語で、英語に比較的近い言語です。今は昔ほど人気でないようですが、それでもドイツ語選択者は文理問わず毎年多くいます。

ドイツ語の授業で最初に学ぶのはアルファベットです。ドイツ語では、英語で使われるアルファベット以外にß (エスツェット)という文字を使います。これはsの摩擦音を表します。ドイツ語ではsの後に母音が続くと英語のzのように濁らせて発音するという規則があるので、エスツェットはある程度頻繁に使われます。

またä のように文字の上に2つの点がある表記を見たことがある人もいるかと思います。この点はウムラウトといい、a,u,oに付いて若干発音を変化させます。ウムラウトが付いただけで全く別の意味の単語になってしまう、ということもよくあります。

このように書くと難しく感じてしまうかも知れませんが、文字について英語と大きく違うのはこれだけなので、すぐに覚えられます。

発音については、上でも少し触れたように文字と発音が対応しているので、英語よりは格段に楽です。文字ごとの規則を覚え、それに従って読めば辞書を引かなくともある程度正確に発音することができます。また、外来語ではない単語では、多くの場合アクセントが第一音節にあります。この点でも、英語より楽に発音できると言えるでしょう。

アルファベットと発音の規則を学んだ後はひたすら文法を学ぶことになりますが、ドイツ語の文法規則自体はそれほど難しいものではありません。

文法の中で最も重要なのは、動詞は必ず文の二番目の要素でなければならないという規則です。逆に、これさえ守っていれば、他の要素はある程度自由に並べられます。一部の用法ではこの法則は崩れますが、その場合は動詞が必ず文末に来ます。この規則のおかげで、ドイツ語は英語より構造を理解するのが簡単です。また、語順が変化することはあっても主語などが省略されることはほぼないので、安心して読むことができます。

余談ですが、ドイツ語では、代名詞を除く全ての名詞の頭文字が必ず大文字で表記されます。つまり、文中で頭文字が大文字の単語があったら、それは名詞だということです。この規則があるため、更にドイツ語の文構造は理解しやすくなっています。

また、ドイツ語では動詞・形容詞・定冠詞・不定冠詞が活用変化しますが、これらはそれぞれ一定の規則に則っており、覚えるのは比較的簡単です。動詞には一部不規則活用するものもありますが、覚えなければいけないものの数はそう多くはありません。

一方で、名詞に性があるため単語を覚えるのはやや大変です。ドイツ語では、男性名詞、女性名詞、中性名詞の3種類があります。この種別によって付随する冠詞や形容詞の活用が変わります。Seeが男性名詞だと湖、女性名詞だと海という意味だというように、性が分からないと意味が判然としないことも稀にあります。女の子という意味のMädchenという単語が中性名詞であるように、意味と性が必ずしも対応していないのも悩ましい点です。

ドイツ語の授業では、2015年度から「Einblicke」という教科書が使われています。この教科書では、各章のはじめに練習用の長文が載っており、その次に文法が説明されるので中高の英語のような感覚で勉強できるでしょう。

ただ、文法などで英語と似通っている部分が多いためか、授業進度はとても速いです。東大のドイツ語選択者はこの進度の速さに毎年苦しめられています。

しかし、時間を見つけて復習していれば、授業についていけなくなることはありません。興味があれば選択してみるのもよいのではないでしょうか。

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ドイツ語 - 講義紹介

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掲載日:16-02-22
担当:UT-Life