湯島天満宮特集

本郷キャンパスから徒歩10分、学業成就で有名な湯島天満宮。1500年以上の歴史をもつと伝えられる由緒ある神社で、お正月や受験シーズンはもちろん、日頃から多くの参拝客が訪れます。そんな湯島天満宮の神職の方にお話を伺いました。


―湯島天満宮が学業成就で有名なのは何故ですか?

よくご存じだと思いますが、学問の神様として親しまれている菅原道真公を御祭神としてお祀りしているということが、一番簡単な答えです。

菅原道真公は学者であり政治家であり、濡れ衣を着せられて太宰府に左遷され、失意のうちに生涯を終えることになった実在の人物ですね。当時そういった方は他にもいらっしゃったと思いますが、ただその中で特に幼少期から非常に努力をされて、またそれが人の心を掴むような漢詩や和歌などとして垣間見ることができるということが、特に学問の神様として広く慕われるようになった理由だと考えられます。

img01.jpg 「天満宮」とつく神社は全国にも数多くございますが、逆に全国にあることも皆様に非常に広く慕われることになった要因の一つだと思います。例えば、この「天満宮」とつく神社が関東や関西だけにしかないようですと、今日学問の神様として広く信仰されるようなことはなかったかと考えられます。また、当然のように昔も試験などはありましたが今日とはまた違ったものでしたので、ここに重なる受験制度というものによっても、現代において皆様に広く学問の神様として慕われる神社の一つとしての湯島天満宮という風に考えられるのです。

―全国に天満宮はいくつくらいあるのですか?

神主さんもいないような神社というのもありますが、大小合わせると数は12,000社とも言われています。

その中で代表的なものとして、まず太宰府天満宮は社殿の下に菅原道真公の御遺骸が今でもお偲ばれになっています。北野天満宮はのちに建てられた神社ですけれども、京都という位置づけからやはり天皇家の信仰なども篤く、当時の一条天皇の参拝も直接頂いているという経緯もありまして、太宰府天満宮と北野天満宮が頂点という位置づけになります。

その下に、例えば大阪天満宮、防府天満宮にも大きなお社があります。逆に、湯島天満宮は関東圏にある神社ですので、歴史としては全然浅いのですけども、江戸時代になってからは関東の方へ文化や経済が移ってきますので、そういった流れから関東の神社も比重が大きくなってきたという経緯があると思います。

―正しい参拝の作法を教えてください。

全国の神社は基本的に「二礼二拍手一礼」で統一されておりまして、湯島天神も神社でございますので、二礼二拍手一礼で参拝して頂くのが正式な作法でございます。

―年間にどれくらいの方が参拝に訪れるのですか?

年間として、大体約100万人の方がいらっしゃいます。1月中が約50万人程度。さらにその中の三箇日でその半分近く、約20〜30万人くらいがお見えになります。あとの2月以降で50万人くらいということになりますが、「梅祭り」という2月8日から3月8日までの大きな行事がございまして、ここで30万人以上は来ていると言われます。

―やはり合格祈願の参拝が多いのでしょうか?

やはり1月の中でも、センター試験が大きな境目になりまして、センター試験の前には多くの方が参拝に来られます。2月というのはまだ受験シーズンですけども、あまり合格祈願を主としたお参りの方はそこまで実は多くはないですね。やはり梅祭りという行事で梅をご覧になる方がほとんどで、その中でもまだお参りをされてない方が合格祈願で訪ねて来られることもありますけども、やはり1月中が圧倒的に多いですね。

―受験生へのメッセージをお願いします。

神職の立場からお答えさせていただきますと、皆様の御努力は、例えばこちらの天満宮の御祭神菅原道真公や、それぞれお住まいの地域の氏神様が必ず見守ってくださっておりますので、そういったことを糧に日々の勉学にお励みいただければその成果は自然と付いてくるかと思います。

あとは個人的なことになりますけども、非常に体調を崩しやすい時期になりますので、体調管理の方にお気をつけて、受験の時期をお迎えになっていただきたいと思います。

湯島天満宮へのリンク

PCサイト:http://www.yushimatenjin.or.jp/pc/index.htm
 スマートフォン用サイト:http://www.yushimatenjin.or.jp/smart/index.htm

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掲載日:12-12-23
担当:川口倖左
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小西達也
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