模擬裁判

五月祭で本物さながらの裁判を演じる、模擬裁判。五月祭で模擬裁判を始めたのは、戦後1940年代とのこと。毎年たくさんの来場者が訪れる人気企画だ。模擬裁判の責任者、法学部4年の古林千明さんに模擬裁判の魅力について聞いてきました。


発声練習

模擬裁判自体のコンセプトは、一般の方に実際の裁判を知ってもらうことにあるという。裁判員制度が始まれば、一般市民の司法への参加する機会も多くなるが、まだまだ裁判に対してなじみや良いイメージを持っていない人が多い。模擬裁判では、実際の裁判に個人の感情や劇的な要素が加えられている。裁判のシーンや専門用語の説明などはスライドに映し出され、司法に親しみがない人でも楽しめるようになっている。

パート練習

模擬裁判は、法学部の4年生120名と3年生130名が関わっている。実際に舞台で演じるキャストは15人前後だが、その他にも脚本を作る人、演技指導をする人、照明、音響など、さまざまなパートの人たちに支えられている。法学部生は司法試験や国家公務員試験などで忙しい中、一生懸命練習に打ち込んでいる。模擬裁判を通して友人が増えて、みんなが楽しそうにやっているのを見ていると、一番の励みになるのだという。

古林さん

裁判官をしているOBに助言をもらったり、実際の裁判を見に行ったりすることで、圧倒的なリアリティを実現している。この模擬裁判だが、今年はチカン事件を取り扱う。「自分が被害者だったら、あるいは被告や裁判官だったら…」というように、自分の現実の問題としてとらえてほしい。家に帰ってから、家族でその問題を話し合うきっかけになればと、古林さんは述べる。

パート練習

実は、裁判の結末は裁判官を演じる人以外には知らされていないのだという。これは、キャストも結末を知らない方が、本気に演じることができるからだという。限りなくリアリティを追求した模擬裁判を、あなたも傍聴してみてはどうだろうか?


日時:2006年5月28日(日)11:30〜14:00
場所:大講堂(安田講堂)

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掲載日:06-05-26
担当:廣瀬俊典
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