あなたの?を!に

工学部物理工学科・計数工学科は工学部の中で応用物理系と分類されており、純粋な数学や物理学といった理学寄りの分野から工学にアプローチする学科として知られている。

そんな学科が今回、「体験型アカデミックエンターテインメント」なる展示を行った。「見て,感じて,わかって,面白い」物理と数学を体験できるらしい。二年以上東大の物理と数学に苦しめられた経験から「そんなうまい話があるか」と私はいぶかしんだが、ものは試しということで足を運んだ。

大盛況の展示

まず、驚いたのはお客さんの多さであった。理系学生や知識人風の男性のみならず、小さな子供もたくさん来ていた。しかも、そんな子供たちが目を輝かせて展示に見入っているではないか。物理や数学についての展示とは思えない状況であった。


二進十進変換器

しかし、それは決して展示の学術的なレベルが低いことを意味しているのではなかった。例えば、左の写真の機械は4桁の二進数を十進数に変換するものである。 コンピュータの内部ではこのような変換処理を電気的に行なうが、この装置ではそれをビー玉と人の手によって行う。変換したい二進数の数字に応じて、ホースと下の割り箸のつなぎ方を変え、上からビー玉を入れる。一番下には十進数の数字の並びが書かれており、最終的にビー玉が流れ着いた場所の数字が変換先の十進数となるという仕組みだ。計数工学科の解説員が、与えられた二進数の数字から十進数の数字が導き出されていく過程を丁寧に解説しながらビー玉で実演してくれた。

コンピュータについての展示のほかにも、超伝導の実演やヴァーチャルリアリティの体験型展示など、最先端の科学技術を分かりやすく、そして面白く解説する展示が目白押しであった。理科系離れが叫ばれている昨今、こうした企画で子供たちに夢を与えるのも大切なことなのだという思いを胸に、私は会場を後にした。

あなたの?を!に HP:http://mayfes.web.fc2.com/
東京大学工学部物理工学科HP:http://www.ap.t.u-tokyo.ac.jp/
東京大学工学部計数工学科HP:http://www.keisu.t.u-tokyo.ac.jp/index-j.html

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掲載日:06-06-04
担当:伊藤俊夫
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