'07 オープンキャンパス(本郷キャンパス)

 本郷キャンパスのオープンキャンパス当日の模様をリポートします。

オープンキャンパス

教育学部

場所: 赤門総合研究棟200番教室

 教育学部の企画は赤門総合研究棟2階200番教室で催され、教育学部に関心をもつ約80名の高校生が集まった。

 はじめに、教育学部広報・情報委員長を務める苅谷剛彦教授が教育学部の概要を説明した。東大教育学部は教職免許を取得するための勉強に囚われるのではなく、生涯を通じた広い意味での「教育」について考え、人がより豊かに成長する仕組みやプロセスから、「人間とは」「社会とは」という疑問に向き合う学部だという話がなされた。苅谷教授は説明の中で、学部選択は長い人生において1つのステップにすぎないが、学校教育の最終段階として自分が何を、どう学ぶかをしっかり考え、自分が興味をもてることをみつけるのが大切だと語った。

教育学部

 続いて模擬講義として、筆者が取材した午前の部では、影浦峡准教授がアウグスティヌスとソシュールを取り上げて、言語とコミュニケーションの概説を試みた。45分間の限られた時間ながら、参加者は大学講義の独特な雰囲気を味わった。

 休憩をはさんで今度は、現役の教育学部生6人が自身の受験時代や駒場生時代、所属しているコースの特色を紹介した。理科一類から進学した学生は、「東大は進学振り分けのおかげで選択肢がたくさんある。それを生かしながら、学生生活の中で将来についていろいろ考えてほしい。」と訴えた。また別の学生は、「教育を将来の仕事に直接結びつけることは難しい。しかし、教育の営みはどこにいっても必要とされる。」と、教育学部の重要性を示した。

 最後に、教員・学部生との質疑応答の時間が設けられ、高校生から多くの質問が寄せられた。ここで教職免許取得が話題にのぼり、「教育学部で免許を取るのは大変。教職を目指すなら文系では文学部、理系では理学部という道もある。」との答えがあった。

 引き締まった雰囲気の中で、東大が本当に自分の目指すべき学校か真剣に考える高校生の姿が見られた。


担当: 土本一貴 *

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