'07 オープンキャンパス(本郷キャンパス)

 本郷キャンパスのオープンキャンパス当日の模様をリポートします。

オープンキャンパス

工学部

場所: 工学部二号館213号講義室 工学部六号館64号講義室 他

工学部

模擬講義

 工学部コースでは、工学部所属の4人の先生による模擬講義が行われていた。筆者は、その中の一つ、航空宇宙工学科の中須賀真一先生の講義へ行ってきた。朝からの授業にも関わらず、100人弱の高校生が集まり、真剣に講義に耳を傾けていた。

工学部  中須賀先生は、350mlジュースの缶に衛星機能を搭載した小型衛星CanSatの研究で有名で、新聞やテレビでも度々取り上げられている。今回は、CanSatのコンセプト、製作・打ち上げの様子を中心に講義が進められた。講義の中では、実際のCanSat打ち上げ時の映像も流され、普段見ることができない研究の生の姿を感じることができたのではないだろうか。

 他には、教育向けに開発されたCanSatKit、本格的に宇宙で使用するために開発されたCubeSatといった展開も紹介され、CanSatからさらに宇宙開発の発展に向けて、研究を進めている様子が分かった。

 実は、筆者は高校生のときに中須賀先生のCanSatへの取り組みについて書かれた記事を読み、こんな研究をしてみたいと思い、東大を受験した。筆者は現在、違った分野を研究しているが、真剣に講義を聞いている高校生たちを見ていたら、ひょっとしたらこの中から航空宇宙工学の研究者が生まれるかもしれないと思い、ちょっとわくわくしてしまった。

リンク:中須賀真一先生の研究室

研究室見学

工学部

 工学部は学部単位ではなく、学科単位でコースを組んで案内する方法をとっており、全体の受付は工学部八号館のピロティで行っていた。筆者はとりあえずここで物理工学科コースのチケットを受け取り、参加することにした。

 物理工学科は工学部六号館を拠点とする学科だ。コースの参加者はまず六号館の64号講義室に集まり、学科長である樽茶教授のお話を聞いた。樽茶教授はまず物理と工学の関わりについて述べられ、次に物理工学科で取り組んでいる量子現象の応用研究について概説された。

工学部

 樽茶教授のお話が終わった後、研究室見学が行われた。今回見学したのは物理工学科の鹿野田研、十倉研、古澤研であった。地下の実験室に案内され、超伝導コイルの実験装置や、金属結晶の生成装置などが紹介された。

 写真は古澤研で紹介された量子誤り訂正に関する実験装置である。解説をしてくださった米澤助教のお話によると、赤外線レーザーで作った光子を2つに分離し、無数の鏡で反射させたり干渉させたりするものらしい。恥ずかしながら、筆者は解説を聞いてもちんぷんかんぷんであったが、一緒に見学をしていた高校生たちもぽかんとした表情であった。米澤助教も、高校生に分かるように解説するのは非常に難しいと苦笑していた。


担当: 伊藤陽介 * 伊藤俊夫 *

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