ダブルダッチの宴

 東大の学祭では毎年おなじみの人気企画、ダブルダッチ。観客を惹きつけてやまないアクロバットを披露するのは東京大学ダブルダッチサークルD-actのメンバーだ。今回はD-actの代表である染谷洋平さんに、ダブルダッチの魅力と五月祭に向けての意気込みを伺った。


ダブルダッチとはどういった競技ですか?魅力とあわせて教えてください。

ダブルダッチ

 ダブルダッチというのは、簡単に言えば2本の縄跳びを使って行なうパフォーマンスです。僕たちはただ単に縄を跳ぶのではなくて、縄跳びの中にダンス・アクロバットを織り交ぜてパフォーマンスをします。音楽にあわせて跳ぶので、お客さんにもいつも楽しんでもらっています。

 僕たちのダブルダッチの魅力は、音楽に合ったアクロバティックな動きですね。パフォーマンスの中でバック転やそれ以上に高度なアクロバットをやるので、よく「あれをやるのは特別な人たちなの?」と訊かれたりします。でも、やっているのは普通の人です。普通の人でもその気になればみんながあっと驚くようなアクロバットができるんですよ。もちろん体の柔らかさなどは重要ですが、それ以外でも重要なものは沢山あって、どんな人でも自分の特技を活かせるのがダブルダッチのいいところだと思いますよ。例えばバスケットボールをやっていたメンバーは跳躍力があるので、1回跳ぶ間に5回縄を足の下に通すことができるんですよ。そうやって、メンバーの特技を活かすようにして振り付けをするチームが多いですね。

 ダブルダッチではないと見られない技も沢山あります。「手乗り」といって1人が手で足場を作って、別の人がその足場に走ってきて跳び乗り、ジャンプやバック宙をする技があります。宙返りで人の上を飛び越える人もいます。とにかく言葉ではこの凄さは表しきれないので、是非見に来ていただきたいです。

ダブルダッチをやっているD-actというサークルについて教えてください。

 この企画でダブルダッチを披露しているのは、ダブルダッチサークルD-actといって、東大が中心のインカレサークル(編註:いくつかの大学にまたがってメンバーが存在するサークル)です。五月祭の常連という感じがするかもしれませんが、実はまだ創立6年目で、この五月祭に出るのは5回目なんです。普段は駒場キャンパスや駒場小学校でマットを借りたりして練習しています。

 うちのサークルでは、3〜7人くらいの小さいチームを沢山作って、それぞれのチームが自分たちの好きな音楽や得意な技を織り交ぜて自由な発想でパフォーマンスをします。誰とチームを組むかは基本的に自由なので、各チームとも個性の強いものになっていて、見ていて飽きないと思います。例えば、チームによって使う曲が大きく異なりますね。僕のチームは今回はJ-PopをBGMに使うのですが、チームによってはブレイクビーツやハウスにあわせてパフォーマンスするところもあります。何かとやりやすいので5人でやるチームが多いのですが、チームの人数によっても魅せ方が変わってくるのが、ダブルダッチの面白いところだと言えるでしょう。

五月祭に向けての意気込みなどを教えてください。

ダブルダッチ

 五月祭で発表するまでにはいろいろな苦労がありますね。そもそもパフォーマンスの内容は全部オリジナルなので、自分たちで演目を考えなくてはいけません。まず曲を探して、それに合わせて振り付けを考えます。デモが完成するまでには大体1ヶ月前後かかります。本番の1ヶ月前には曲が決まって、ラスト 1ヶ月で追い込むことが多いですね。

 それだけ力をかけているからこそ、是非この五月祭のMFアワーズ(編註:来場者の投票により選ばれた優秀企画に贈られる賞)では優勝したいと思います。昨年度の駒場祭(編註:毎年11月に駒場キャンパスで行なわれる秋の学祭)ではMVPでした。でも五月祭ではここ3年ほど部門・全体の優勝から遠ざかっているので、今年度の五月祭こそは優勝したいんです。毎回他のパフォーマンス団体に優勝をとられているので、今年度こそは取り返します。

今年の目玉を教えてください。

 今年度のパフォーマンスの目玉は、なんといってもベルギーのダブルダッチの世界大会に行ったチームです。日本は世界大会でも上位に行くことが多いのですが、彼らのパフォーマンスを見たら虜になるはずですよ。「テンツク」という技をやってくれるのですが、これはあまりに凄すぎて、残念ながら言葉では説明できません。是非当日足を運んでいただいて、生のパフォーマンスを見てください。


パフォーマンス日時
24日 13:00〜13:30,15:00〜15:30,17:00〜17:30
25日 10:30〜11:00,13:00〜13:30,15:00〜16:00
場所:図書館前広場

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掲載日:08-05-22
担当:金子堅太郎
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