'08 オープンキャンパス(本郷キャンパス)

 本郷キャンパスのオープンキャンパス当日の模様をリポートします。

オープンキャンパス

薬学部

場所: 薬学部総合研究棟

 薬学部のオープンキャンパスは薬学部総合研究棟で行われた。受付開始から20分ほどで研究室見学の定員が埋まってしまうほど人気だった。はじめに、2階講堂で学部長による挨拶があった。薬学部が人気であるために、進学振り分けにおいて高得点が必要なことを聞いた高校生達は驚いていたようだが、その後の薬学部の魅力を伝える話には皆が聞き入っていた。薬を開発するには生物化学・薬理学をはじめとした様々なサイエンスが必要だが、薬の開発は人を救う研究であり、夢のある仕事なのだということが分かった。

オープンキャンパス

 学部長の挨拶の後は研究室見学があり、10人×15グループに分かれて行われた。筆者は第1グループへ参加してきた。はじめは、有機合成化学の研究室へ案内された。ここは新しい薬品を合成する研究室で、ドラフト(排気装置のついた大きな実験台ケース)がたくさん並んでいた。担当の熊谷先生は、合成する際に苦労する点などを高校生でも分かるように説明していた。説明の後は高校生の質問に熱心に答えていた。研究生活は単調な日々ではなく、新しいことがどんどん起こる楽しい世界だということなど、研究生活についての話もしていた。そして、議論などに参加していく積極性が必要であること、世界レベルでやっていくために英語が大切であることなどを強調していた。

 その後は、微生物薬品化学の研究室へ伺った。黄色ブドウ球菌の研究をされている松本先生が、研究を始めてから現在に至るまで、研究生活でどのような苦労があってどのような工夫をしてきたかを熱く語っていた。研究室内は、デスクの反対側に実験台があるようなつくりになっていて、デスクで考えたことをすぐに実験にうつせるような工夫がみられた。また、大学院生には決められた課題を与えるのではなく、自由に研究させることで自分自身で問題を発見し解決していくような力をつけさせ、世界で通用する研究・世界で通用する研究者の育成を目指しているそうだ。高校生へ向けたメッセージとしては、大学入試を最終目標とするのではなく、何か将来の夢を持ってそれをモチベーションとして、大学受験や大学生活・研究生活を乗り越えて欲しいということを伝えていた。

オープンキャンパス

 研究室見学と並行して、2階講堂では学部3年生による進学相談が行われていた。受験生活のアドバイスや大学生活の様子など、学生の視点からの本音で高校生の相談に答えていた。今回の薬学部オープンキャンパスでは、薬学部で何をやっているかということだけでなく、高校生の視点に立ち、そもそも大学とはどういう所なのか、研究とは何なのかということを伝えている点が印象に残った。


担当: 麻生尚文 *

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