'08 オープンキャンパス(駒場キャンパス)

 教養学部や理学部数学科などがある駒場キャンパスのオープンキャンパス当日の模様をリポートします。

オープンキャンパス

模擬講義「生き物が動くしくみ」豊島先生

場所: 1312教室

オープンキャンパス

 広域科学専攻生命環境科学系の豊島陽子教授による講義は、生体の運動に関するものであった。高校の生物の教科書には載っていないことが題材にされた。

 まず生体のいろいろな運動が示された。筋肉、鞭毛、繊毛、アメーバ運動、細胞内の物質輸送、細胞分裂といった運動である。そして、なんと、これらの運動は分子レベルでは全て共通の仕組みで動いていると説明された。この説明に高校生は驚かされたのではないだろうか。

オープンキャンパス

 細胞の運動は2種類のタンパク質の相互作用によって動く。1つ目は細胞骨格である。細胞骨格は、タンパク質の集合であり、そのタンパク質が同じ向きに並んでいるので、極性(向き)がある。2つ目はモータータンパク質であり、モータータンパク質の頭部は細胞骨格に結合してアデノシン三リン酸 (ATP)を分解し、尾部は大きな構造や運搬する荷物に結合する、とのことだ。

 専門的な用語が多く、大学の講義というものを初めて体験した高校生にとっては多少難解であったかもしれないが、高校の授業とはまた違った発見があったことと思う。


担当: 大野雅博 *

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