'08 オープンキャンパス(駒場キャンパス)

 教養学部や理学部数学科などがある駒場キャンパスのオープンキャンパス当日の模様をリポートします。

オープンキャンパス

模擬講義「光と分子-太陽光を使うために化学のできること」村田先生

場所: 1331教室

 この模擬講義の担当は、広域科学専攻相関基礎科学系の村田滋准教授で、内容は光を利用することに関連した幅広いもので、太陽光の利用がメインだった。

オープンキャンパス

 最初のほうは、身の回りのものがどのような分子からできているか、分子はどのくらいの大きさのものなのかといったわかりやすい話が多かった。しばらくすると、炭素が分子中に1つある様々な物質の燃焼熱といった高校生レベルの話や、光エネルギーによる基底状態と励起状態の遷移、などの高度な話もあった。

 これらの話を前準備として、植物が光合成を行う化学的プロセスの説明があった。参加した高校生には少しハードルの高い内容だったと思うが、カラーの図つきのレジュメが配られたこともあり、「なんとなくこんな感じだろう」というイメージはできたのではないだろうか。実際植物は実に巧みな方法で光エネルギーを利用していて、人工的な手段でそれを真似するのはなかなか難しいようだ。

 最後に地球に到達する太陽エネルギーの量の話があった。なんと、その量を100とすると、世界で消費するエネルギーの量は0.004程度らしい。時間に換算すると、たった40分の太陽光で世界の年間の消費量をまかなえるそうだ。「うまく太陽光を利用するのは人類にとって大きな課題である」という教授の言葉が印象に残った。


担当: 栗田萌 *

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