'08 オープンキャンパス(駒場キャンパス)

 教養学部や理学部数学科などがある駒場キャンパスのオープンキャンパス当日の模様をリポートします。

オープンキャンパス

模擬講義「ハイテク・快適ライフの立役者 物性物理」前田先生

場所: 1102教室

 広域科学専攻相関基礎科学系の前田京剛(まえだ・あつたか)准教授による模擬講義は、日常生活を陰で支えている物理に関するものであった。

 まずは、Suicaなどに代表されるICカードが話題に挙げられた。現在の典型的なICカードは、たった1枚で1981年に発売されたパソコン4 台分に相当するスペックを持っているのだという。その背景には、インテル社元社長のゴードン・ムーアが1965年に「トランジスタの集積度は約2年ごとに 2倍に増加する」と予測した通りに、半導体デバイスが驚くべき速さで進化を遂げてきたという事実がある。

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 そして、物性の主役である電子や、ダイオードやトランジスタについての説明がなされていった。少し高度な内容ではあったが、パワーポイントを用いて説明が複雑になり過ぎないような工夫がされていた。

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 また、講義の終盤には、聴講に来た高校生も参加して実験が行われた。銅酸化物が液体窒素中で高温超伝導現象を起こす性質を利用して、地球儀が吊り下げられた瞬間、高校生達の間からは驚きの声が上がった。

 昨今の理科離れの中で、特に難しいというイメージを持たれ敬遠されがちな物理。この講義は、専門的な部分に足を踏み入れつつも、「もののことわり」である物理が実は身近に存在していることを教えてくれた。


担当: 渡邉洋平 *

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