'09 オープンキャンパス(駒場キャンパス)

オープンキャンパス

 教養学部や理学部数学科などがある駒場キャンパスのオープンキャンパス当日の模様をリポートします。


模擬講義『「私」の起源―乳児脳と成人脳』開一夫先生

場所: 1102教室

 11号館の1102教室では開一夫准教授による模擬講義『「私」の起源―乳児脳と成人脳』が13時30分から行われていた。講義では「赤ちゃん学」について説明を行い、現在どんなことが疑問になっているか、どんな研究がなされているか、が紹介された。

オープンキャンパス

 赤ちゃん学は赤ちゃんに焦点をあてることで人間の初期能力を理解し、ロボットなど多方面に役立てようとするものである。開先生は人間の多くは3歳より前の記憶がないことに注目したり、乳児と成人の脳の違いを研究したりしている。講義ではその研究の一つとして自己認識の発達過程について紹介した。研究は、鏡や映像に映る像を自分だと認識しているか否かを基準として実験を複数回行った。3歳児に自分が行う動作をそのまま映している映像と何秒か遅らせた映像を見せた場合、動作を同時に行っている映像では映っているのは自分だと認識する一方で、遅れている映像では映っているのは第三者という風に認識した。成人の場合、遅れている時間を長くすればするほど映像に映っているのは自分ではないと認識した。その結果に対して映像を見ている乳児と成人の脳を調べるなどしてさらなる研究を進めている。

 講義ではスライドや実験の映像を使っていたため、文系である筆者でもよく理解することができた。また、脳の模型を見たり触ったりすることでより学問を身近に感じた。多くの学生が講義に参加していて、メモを取るなどして理解を深めていた。


担当: 牧祥子 *

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