当日の様子(11月26日)

11月26日の様子

駒場祭の当日の様子です。

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震災を問う〜3.11後のまち〜THINK FOR JAPAN

 震災から8ヵ月以上が過ぎたいまも、被災地では様々な課題が山積しています。そうした課題を問いの形でまとめ、被災地の再生につなげていこう、というのがこの展示のコンセプトです。まちづくりに関わる教授へのインタビュー、被災された方々の声のほか、被災地での生々しい写真や、肉親を失った方の体験談も展示されていました。目をそむけたくなるような内容もありましたが、こうした現実を見つめ、心を痛めることも大事なはずです。

 ステージでのパフォーマンスや模擬店の客引きでいつになく華やぐキャンパスを楽しむのも良いものですが、この展示から、震災について今一度考えてみてはいかがでしょうか。


担当: 美世一守 *

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ALESS Lab 〜英語の授業に実験室?〜ALESSプログラム

 学生が実験を計画・実行してその結果を発表し、英語論文の執筆プロセスを追体験しようというALESS(理系1年生の必修科目)。その実験をサポートするために作られたのがALESS Labです。この展示ではALESS Labを公開するとともにALESSやその優秀作品の紹介を行なっています。実体顕微鏡・光学顕微鏡・ビーカー・恒温槽・ビュレット・プラスチック試験管・Elix水(実験に用いる純粋な水)など充実した設備を見ることができます。


担当: 稲森貴一 *

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こまっけろランド駒場祭委員会

 正門を入って右、少し奥まったところに初年次活動センターというガラス張りの建物があります。ここで行われている企画が「こまっけろランド」です。これは今年から始まったもので、駒場子ども会の協力を得て「駒場祭を今まで以上に子どもたちに楽しんでもらうことを目的」としている……とか。実際に建物の中に入ると、小さな子どもたちはぬり絵やバルーンアート、ボールプールで楽しんでいる様子でした。またお母さんたちは正門近くからの喧騒からも少し離れて、ゆっくりできていたのではないでしょうか。


担当: 赤松航太 *

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ダブルダッチの宴 in 駒場祭 2011D-act

 駒場祭2日目が始まってすぐ、ダブルダッチサークルD-actは正門広場でいくつかのチームに分かれパフォーマンスを披露し、早朝にも関わらず多くの人を集めていました。音楽に合わせて2本の縄の動きと軽快なダンス、アクロバットな動きが組み合わさり、来場者を盛り上げていました。雰囲気も衣装も異なる複数のチームのパフォーマンスを一度に楽しむことができました。


担当: 山内雄太 *

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いきもの展示東京大学生物学研究会

 いきもの展示と題したこの展示。入ってまず目につくのが骨格標本です。これはメンバー手作りのイモリやスズメ、トビなどの骨格標本です。またメンバーが実際に訪れた北海道から沖縄まで53の水族館の系統樹風の分類表や、水族館で見れる生物の系統樹は必見です。この他にも蝶の標本とその解説、シダの生体展示、ハンミョウの生体展示もあります。 パーテーションの反対側には鳥の羽根の展示と解説、変形菌の展示(顕微鏡で詳しく見ることができます)、駒場キャンパスのアリ(小さすぎて取れなかったのでぜひ行ってみてください)やカメムシの標本とその解説があります。さらに駒場キャンパスのアリや変形菌、カメムシの分布図もあります。大人から子供まで楽しめる展示でした。


担当: 稲森貴一 *

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いろいろな色の光で分子を機能させる生産技術研究所 石井研究室

 学術発表企画の詰まった8号館に、石井研究室の応用化学の「分子に機能を」という展示がありました。状況によって様々な色に発色するポルフィリン環を幅広い視野で工夫を施して、医療などの方面で役に立つように研究しているようでした。研究室の人の易しい解説に来場者も熱心に耳を傾けていました。


担当: 外山翔平 *

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フォーミュラカー展示東京大学フォミュラーファクトリー

 イチョウ並木を歩いていると、青いフォルムのレーシングカーが目に入りました。この団体は、毎年「全日本学生フォーミュラー大会」に参加しているらしく、その大会に出たレーシングカーが展示されていました。近づいて見ると、非常に複雑な構造に驚かされ、更にこれはすべて自分たちの手で組み立てたとの話。最高時速は180キロを超すとも言うフォーミュラーカーは必見です。


担当: 外山翔平 *

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【ゲーム】ネオ=トウダイ電脳パーク【あまたはべり】東大マイコンクラブ

 ゲームっぽい音楽とスタイリッシュな画面に吸い寄せられるとそこは様々なゲームが展示された世界。マイコンクラブ部員が作ったというゲームの種類は、シューティングからパズルまで、様々なものがありました。いかにも操縦桿らしきものと飛行機があったので、パイロット気分が味わえるかも!?


担当: 外山翔平 *

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駒場グランプリ投票所駒場祭委員会

 正門の外では、駒場祭委員会が案内所やグッズ販売スペースを設けていて、無料で配っているパンフレットを求める人や、朝早くに売り切れてしまうこまっけろのぬいぐるみなど、グッズを買う人たちで賑わっています。その横では、「駒場グランプリ」の投票所に並ぶ列が見られました。自分の気に入った企画に投票でき、一回投票すると抽選に参加することができます。賞品は特等ネットブック・一等テーマパークのペアチケットから、五等のお菓子詰め合わせまで、ハズレなしのくじになっているので、お越しになった方は一度投票してみてはいかがでしょうか。アンケートに挟み込まれている用紙に記入するか、携帯電話を使うかのどちらかで投票ができます。


担当: 赤松航太 *

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一高/獨逸 第一高等学校資料にみる日独交流史駒場博物館

 正門を入って右手にある駒場博物館では、日本とプロイセンの間で修好通商条約が結ばれてから今年でちょうど150年となるのを記念して、現在の教養学部の前身である一高時代のドイツとの関係を示す資料の展示が行われています。一高創設当初に第一外国語を英語とするかドイツ語とするかに激しい論争があったことや、医学・法学など各分野のドイツとの関わり、アインシュタインが来日した際の一高学生の盛り上がりなど、今まで知らなかったようなことをたくさん知ることができました。またこの展示に関連した講演が27(日)に行われるということで、興味のある方は足を運ばれると更に展示を楽しむことができるのではないでしょうか。なおこの特別展は12/4(日)まで行われています。


担当: 赤松航太 *

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山手の集い〜ゆき特盛りもやし〜山手らーめん労働組合東大支部

 13号館2階で行われていた「山手ラーメン」に関する企画。ご存知でない方もいるかと思いますが、「ラーメン山手」と言えば東大駒場キャンパスから徒歩10分以内にあるラーメン屋。中にはリピーターも多くいるらしく、一部の人に圧倒的な人気を誇っています。アドミニ棟にバイトの掲示がされていることも有名でしょうか。

 1日目はオリジナル冊子「山手論」(¥300)のみの販売でしたが、2日目は「山手Tシャツ」(¥400)も併せて販売されていました。

 「山手論」は全82ページに及ぶ山手愛の結晶であり、Tシャツはスプレーを用いて手ずから作ったものです。

 購入したあなたは是非これを着用の上、山手ラーメンを訪れてみてはいかがでしょうか?


担当: 小西達也 *

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LaVoce ステージライブ東京大学アカペラバンドサークルLaVoce

 いちょうステージではアカペラバンドサークルLaVoceの多くのアカペラ生演奏を聴くことができました。アカペラならではの複数の歌い手が織りなすハーモニーが、聴いている側もステージと一体となっているような感覚を生み出していて、こちらもリズムに乗って動いてしまいそうでした。どのバンドも歌い手から楽しい雰囲気が伝わってきて、駒場祭を盛り上げていました。


担当: 山内雄太 *

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こまっけろスイーツスイーツ同好会 candy bowl

 こまっけろのかわいらしいスイーツを売っていたのはスイーツ同好会 candy bowlのこまっけろスイーツ。さつまいものベニエをメインにチョコレートや黒ゴマドーナツなどを上手く使ってこまっけろを作っていました。またこまっけろスイーツ購入者には缶コーヒー片手つかみどりのチャンスが与えられます。筆者は3本しかつかめませんでしたが、もう1人のスタッフは4本つかみ、最高記録は5本だそうです。


担当: 稲森貴一 *

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公開講座『印象派‐西洋絵画を変えた画家たち』駒場祭委員会

 この講演は、「印象派‐西洋絵画を変えた画家たち」というタイトルで、印象派の画家の作品をスライドで見ながら三浦篤先生(東京大学大学院 総合文化研究科教授)が印象派に関することを話していくという授業形式のものでした。

 印象派の運動は30代という比較的若い画家たちによって行われた運動です。三浦先生は「若い」画家たちがこの運動が行なったという点が駒場祭にふさわしいと思われたため、この題を選ばれたそうです。

 講演では、まず、第1回印象派展に対してジャーナリストのルイ・ルロワが行なった批評をもとに印象派の革新性について、細部まできっちりと書かれた人物画を高く評価する古典派と印象派の比較を用いて、話していらっしゃいました。ルロワの批評は基本批判的ですが、印象派の本質を突いているので説明に用いられました。

 次に、印象派が近代的な主題を多く書き、鉄道の発達とともにパリの郊外へも活動範囲を広げていったことについて話され、そのあとに印象派の画材・技法と展示方法の革新についてのお話がありました。

 最後に印象派を支えたものとして、画商と批評家を挙げていらっしゃいました。具体的には、画商は販売するという経済面からの支援、批評家は言葉の力によって評価を高めるという言論面からの支援です。

 会場では、多くの方が先生の話に熱心に耳を傾けていました。印象派という絵画についての講演でしたが、絵画に興味の無い方でも楽しむことのできる講演であったと思います。


担当: 廣瀬翔太 *

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21 KOMCEE(理想の教育棟)‐舞台裏のテクノロジー生産技術研究所 野城研究室

 この展示では、ZEB(Zero Energy Building)を目指して、21 KOMCEEを建てる際に使われた様々なエコ技術を紹介をしています。太陽光発電や屋上緑化などに加えて、エネルギー消費を最小限に抑えるAI「学ぶくん」システムや断熱効率を上昇させるダブルスキンなど様々な技術が分かりやすく展示してありました。展示場所周辺はソファーもある静かな空間なので、ちょっとした休憩のついでに寄ってみるのもよいかもしれません。


担当: 稲森貴一 *

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「理想の教育棟」サステイナブルキャンパス発信ゼミ教養教育高度化機構

 21 KOMCEE(理想の教育棟)の地下で行われているこの展示では、21 KOMCEEを紹介していました。具体的には21 KOMCEEの沿革やコンセプト、施設紹介さらには今後の予定まで展示されています。また21 KOMCEEができるまでを基礎工事のときから写真展示しているのも面白いです。他にもデザイナーや建築士のかたのインタビューや21 KOMCEEのライトアップの様子など21 KOMCEEに関する様々な展示があるので21 KOMCEEについて知りたい人は実際に中に入るついでに訪れてみてはいかがでしょうか。


担当: 稲森貴一 *

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児童文学と「音楽」東京大学児童文学を読む会

 1214教室の半分を利用して、児童文学を紹介する企画が行なわれていました。懐かしい絵本からハリー・ポッターなどの長編読物まで、様々な本が置いてあり、来場者は自由に手にとって読むことができました。児童文学を読む会が作った会誌もあり、オリジナルの小説もありました。今回のテーマは「音楽」ということで、教室のもう半分を占める音楽喫茶やすぐ外のいちょうステージから流れてくる音楽を聞きながら、ゆったりとした時間を過ごすことができました。児童文学という企画名ではありますが、幅広い年齢層の方が楽しめる企画ではないでしょうか。


担当: 三ヶ島史人 *

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マラバリスタ大道芸ステージマラバリスタ

 正門広場でジャグリングのパフォーマンスを披露していたジャグリングサークル・マラバリスタ。次々にジャグラーが現れそれぞれ個性の異なるパフォーマンスをする様子は来場者を惹きつけていました。すばらしい技術はもちろんのこと、パフォーマンスとパフォーマンスの間に司会者がジャグリングで使う道具の説明をしたり、芝居仕立てでストーリーのあるユニークなジャグリングが展開されたりと、観客を楽しませる工夫が随所に見られ、あっという間に時間が過ぎていってしまいました。


担当: 山内雄太 *

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なるほど実感!サイエンスミュージアム@駒場東京大学サイエンスコミュニケーションサークルCAST

 サイエンスコミュニケーションとは、専門家以外の人に科学的知識を正しく伝えることを指します。先の東日本大震災・原発事故の際、非科学的な情報が流布し、被災地以外でも混乱が起こったことは記憶に新しいのではないでしょうか。科学の世紀に生きる我々にとって、サイエンスコミュニケーションの重要性は増す一方だと言えます。

 この企画では、演示実験や展示を通じて、「プラズマ」「液状化現象」「赤外線と紫外線」といった身近なトピックスが解説されていました。解説は小学生を念頭に置いたものであり非常に平明でしたが、理系大学生である筆者も知らなかったようなことも多く、年齢層を問わず楽しめる内容となっていました。駒場祭委員会のおすすめ企画に認定されているのも納得です。


担当: 美世一守 *

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コントリーマアムコントリーマアム

 駒場の教室の中でもかなり大きい部類に含まれる1323教室をほぼ満席にしてしまう企画、それがこのコントリーマアムです。観客席がざわついた中、フッと照明が消えて静かになったのも束の間、そこからは怒涛のコントの連続でした。ジャンルは漫才形式から物語風のコントまで、様々なものがあり、老若男女を問わずウケていました。最終日には2日目にやらなかったネタもあるようなので、一度見た方ももう一度足を運んでみてはいかがでしょう?


担当: 外山翔平 *

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駒場祭ロボコン東京大学工学部丁友会RoboTech

 ガラス張りの外観が目を引く21 KOMCEE(理想の教育棟)の1階にて、RoboTechによるロボットの展示が行われていました。今年の8月にタイで開催された「2011年度ABUアジア太平洋ロボットコンテスト」にて、大会で最も名誉ある賞を獲得したというロボットたちを実際に間近に見ることができました。子供に連れてこられたと思われる父親が見ている中、実際にロボットを動かして楽しんでいる少年たちの姿が印象的でした。


担当: 外山翔平 *

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公開講座『地震大国の大地震頻発期に生きる皆さんへ 〜自分と自分の大切なものをどうやって守るか〜』駒場祭委員会

講演者:目黒公郎先生(東京大学生産技術研究所 都市基盤安全工学国際研究センター長)

 ご存知の通り、3月11日の大地震以来、日本各地で大きな地震が頻発しています。さらに今後は、東海・東南海・南海の連動地震や首都直下型地震などの発生も懸念されており、日本のGDPの3〜4割にも上る被害が生じる恐れがあるとされています。では、私たちは、そうした地震にどのようにして備えればよいのでしょうか。

 講演は、東日本大震災の話から始まりました。被災地の復興・再生を最優先させなければいけないのは当然ですが、震災から教訓を得て今後の巨大地震への対策に活かさねばならない、という意識を持っていらっしゃるようでした。また、今回の被災地域は、震災以前から、高齢化・過疎化などの問題を抱えていました。震災をきっかけとして、その流れが加速されており、そうした点でも被災地域から学ぶべきことは多い、とのことでした。

 その後、首都直下型地震への対策に話題が移っていきました。1995年の兵庫県南部地震から、どのような教訓を得ることができるのでしょうか。


 目黒先生は、建物の倒壊を食い止めることが何よりも重要であり、世間で流布している「支援体制の拡充こそが大切」という認識は誤りである、と指摘なさいました。このことは、犠牲者の9割近くが家屋内で亡くなっているという事実にも裏付けられています。さらに、建物の倒壊が回避できれば火災も起こりにくく、市民による一次消火も容易になるため、火災による犠牲者も減らすことに繋がるとのことでした。結局のところ、大地震の際に最も大事なのは市民による自助努力であり、行政による支援の手に対する過度な期待は禁物であるということなのでしょう、配布された資料にも、「自助≫共助≫公助」の文字が見えます。

 ここで、目黒先生は「目黒の3点セット」と題し、「新しい公助」「新しい共助」「新しい自助」という概念を提示されました。

 まず、「新しい公助」とは、建物の耐震化促進のため、行政が耐震化へのインセンティヴを与えるというものです。市民が自ら耐震補強を行っていた場合、万一その建物が倒壊した場合に手厚く支援を行うことを規定することで、建物の耐震化が促進され、地震による犠牲者が減るだけではなく、復興時のコスト低減も見込めるはずだ、とおっしゃっていました。 「新しい共助」とは、耐震改修者による復興資金の積み立てのことです。耐震改修の際に数万円程度を一度だけ支払ってもらい、それを積み立てていくことで、耐震化を行った家屋に万一被害が出ても、積み立てを取り崩せば相当な援助を行うことができる、とのことでした。

 「新しい自助」とは、耐震化だけでは避けられない災厄(もらい火事など)への対策に限定した、安価な地震保険を導入するというものです。

 これらの3点セットによって耐震化を進めることこそが、長期的に、真に防災を進めることになる、ということでした。

 講演の締めくくりに、先生は「現行の災害対策制度最大の問題は、被害を減らす方向に機能していないことにある」と力説されました。災害に対する対処療法的な対応も必要ですが、そもそも被害を減らせればそれが一番良いのだ、という当たり前のことに気づかされる講演でした。

 講演は予定時間を大幅に超過していましたが、途中退席する来場者も少なく、講演終了時の会場から大きな拍手が起こりました。


担当: 美世一守 *

駒場いぬねこ研究室長谷川寿一研究室・駒場いぬねこ研究室

 8号館に入ると、そこには大きな白い犬が鎮座ましましていました。スタンダードプードルの菊丸くんです。8号館の4階では駒場いぬねこ研究室による研究内容の展示がなされており、菊丸くんはその宣伝役だったのです。菊丸くんはとても大人しく、来場者の方々にも大人気でした。

 研究内容はペットのイヌとネコの行動や認知能力に関するもので、各イヌやネコの行動の傾向を数値化して分析するなどしていました。家庭で飼われているペットのイヌやネコへの実験協力の依頼もされていたようです。身近なペットに関する研究ということで、普段研究との関わりがない方にもとっつきやすい展示だったようです。


担当: 三ヶ島史人 *

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合唱喫茶Tutti東京大学音楽部合唱団コールアカデミー

 1号館2階の184教室で開かれていた合唱喫茶Tutti。専門店から取り寄せた本格的なケーキやコーヒーと一緒に、団員のみなさんによる生の合唱を楽しむことができます。黒板に書かれた曲からリクエストすることもできるそうです。美しい歌声をききながらのチーズケーキはほんとうに美味しく、学園祭の喧騒の中ゆったりとしたひとときを過ごすことができました。


担当: 平山いずみ *

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公開講座『宇宙を知り、世界を知る』駒場祭委員会

講演者:須藤靖先生(東京大学大学院 理学系研究科物理学専攻教授)

 今回のお話のテーマは「見えない≠存在しない」でした。――例えばもし夜がなく青空しかなかったら。きっと人々にとってその青空は「世界の果て」に違いありません。夜があるからこそ星が見え、自分たちが世界の“one of them”であることを理解しうる――先生はアイザック=アシモフの“Nightfall”(「夜来たる」)を紹介しながらそう仰いました。

 可視光では誕生して数億年後の宇宙までしか観測できませんが、電波では誕生後わずか38万年の宇宙の姿が直接観測できます。観測衛星によって得られたその宇宙の「世界地図」を先生は「宇宙の古文書」と言い表しました。それを球面調和関数によって展開することで、その中に潜んでいる「暗号」を解き明かすことができるのだそうです。

 ところでダークマターやダークエネルギーというものをご存知でしょうか?

 先ほどの暗号を解読すると、ダークマター(質量はあるが光では見えない物質)が宇宙全体における組成の約23%を占めることがわかります。ダークマターは、質量を持つ物質による「重力レンズ効果」(天体の重力によって空間が曲げられる結果、光の経路が曲げられ一つの天体が複数像として観測される現象)からもその存在がほぼ確定しています。

 ダークマターは光る物質(すなわち銀河や銀河団)の周りに集中して存在しているのですが、それとは異なり宇宙を一様に満たすような物質は存在しないのか。この問いは、ダークエネルギーという存在に関係しています。これは元々アインシュタインの一般相対性理論において宇宙定数Λとして導入されていたものと本質的には同じです。しかし、20世紀末の天文観測の結果、それまでは簡単のためにΛ=0とされていた仮定が間違っていたことが明らかになっています。

 他にハッブルの法則や宇宙膨張についてもお話しされ、とても面白い話ばかり。「『宇宙』を抽象的に包括する『世界』が存在すること自体が不思議であるが、その『世界』を我々のような人間が部分的であれ理解できることは驚きでしかない」。先生はそう言って講演を終えられました。未知を探究することのロマンを感じられる90分でした。


 この講演録は以下からダウンロードすることができます。
http://www-utap.phys.s.u-tokyo.ac.jp/~suto/mypresentation_2011j.html


担当: 小西達也 *

中夜祭企画「裏ミス・裏ミスターコンテスト」駒場祭委員会

 今年の中夜祭は「裏ミス・裏ミスターコンテスト」と銘打って、3人のオンナノコと3人のオトコノコによる、女装・男装コンテストが行われました。

 見た目だけではなく内面までの成果が求められた今回の裏ミス・裏ミスターコンは、各々の演舞や歌などの自己アピールから始まり、裏ミス候補と裏ミスター候補がそれぞれペアとなって行われた「君に届け 〜以心伝心クイズ〜」では、一問間違えるごとに裏ミス候補が裏ミスター候補に服などを脱がせられてしまうという罰ゲームもあり、観客を大いに賑わせていました。

 続いて行われた「告白大作戦」は、先程のペアが「花火大会」などのシチュエーションでの告白を演じるというもので、裏ミスターの告白の場面では、毎回会場は大きな盛り上がりを見せていました。

 会場による投票の結果、裏ミス候補は「めいちゃん」、裏ミスター候補は「ウィリアムくん」に決定し(右上写真)、花やしきのペア招待券が送られました。


担当: 松本周晃 *

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掲載日:11-11-26
担当:UT-Life