'11 オープンキャンパス

オープンキャンパス総合受付待ちの行列(安田講堂前)

12月23日、本郷キャンパスで、東日本大震災に伴う夏季の節電の影響で延期されていた「高校生のための東京大学オープンキャンパス2011」が開催されました。当日は寒い中、多くの高校生達が各学部や附属研究所などが主催する企画に参加していました。UT-Lifeでは、このオープンキャンパス当日の様子をリポートします。


教養学部

場所: 安田講堂

教養学部

安田講堂では、すべての東大生が入学時に所属することになる教養学部前期課程の説明会が開かれていました。

“Late Specialization”のための進学振り分け制度や、東大ではどんな授業が受けられるのか、また東大生はどんな生活をしているのか、などの説明がされていき、東大では入学後に専門をじっくり考えることができること、文系や理系を問わないさまざまな授業が受けられること、東大生の80%以上がアルバイトをしていることなどが語られました。途中には理系の学生が必修で英語のライティングやプレゼンテーションを学ぶALESS(Active Learning of English for Science Students)の発表の様子が流されるなど、来場者は東大生の生のアカデミックな様子を見ることができました。

その後、長谷川寿一教養学部長による模擬講義「人間を科学する ヒトはどのように特別なチンパンジーか」が行われました。この講義では、新しい進化論の立場に立って、ヒトは特別な霊長類ではなく類人猿の一種であるという認識のもと、ヒトに最も近いチンパンジーとヒトの共通点とヒトとチンパンジーや他の類人猿との違い、ヒトがどのように「特別なチンパンジー」なのかが解説されていきました。チンパンジーとヒトにあって、近縁のゴリラやオランウータンにない性質として、オスが連合してグループを作るという性質や集団での狩猟行動があるそうです。この点ではヒトもチンパンジーと似ていると言えますが、一方で、チンパンジーや他の類人猿にないヒト固有の性質として、他者の心を理解し、同情や共調を示す、女性が集団で行動する、などの興味深い性質があげられ、いかにヒトが特別なチンパンジーであるかを実感させられました。講義の進行には来場者がわかりやすいように表や画像が織り交ぜられてあり、東大で受ける授業を体験することができました。


担当: 山内雄太 *

このページにコメントを送る
このページへの評価:
いい!よくない!