'11 オープンキャンパス

オープンキャンパス総合受付待ちの行列(安田講堂前)

12月23日、本郷キャンパスで、東日本大震災に伴う夏季の節電の影響で延期されていた「高校生のための東京大学オープンキャンパス2011」が開催されました。当日は寒い中、多くの高校生達が各学部や附属研究所などが主催する企画に参加していました。UT-Lifeでは、このオープンキャンパス当日の様子をリポートします。


理学部

場所: 理学部一号館

理学部

理学部1号館では数々の宇宙関係の講演を行なっていますが、その中の浜垣秀樹准教授による「宇宙における物質の生成と流転」のお話を聴いてきました。

講演はまず宇宙全体の知識に関してから始まります。宇宙誕生となるビッグバンからしばらくは光子が電子の相互作用の影響を受けて「電子の霧の中」に隠れてしまって見えませんが、約38万年後経ったところでその作用から免れ、光が長距離進むことができるようになりました。つまりこの当時までの宇宙の様子は可視光で見ることができるということで、それゆえこの状態を「宇宙の晴れ上がり」と呼びます。

さて、ではこれ以前の宇宙の様子はどうやって調べるのでしょうか? それにはまず方向性が二つあります。第一に「宇宙にその残滓を求めること」――つまり宇宙の背景放射や揺らぎから原始宇宙を知ること、第二に「加速器を用いた実験室での実験」(例えば元素合成過程や、ビッグバンの再現)です。

この講演では後者の方の研究成果(たとえば原始宇宙が非常に粘性の小さい流体であることがわかった)も示して下さり、刺激を受けた高校生も、講演後に設けられた質疑応答の時間で積極的に質問していました。


担当: 小西達也 *

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