委員長インタビュー

今年で85回目を迎える五月祭。この五月祭を運営しているのが五月祭常任委員会である。その仕事や今年の五月祭の見どころについて、委員長である佐藤寛也さんにお話を伺った。


佐藤寛也委員長
委員長の佐藤寛也さん

今年の五月祭のテーマは何ですか?

今年の五月祭のテーマは「Our Campus is Your Canvas」です。韻を踏んだフレーズで、「Campus」と「Canvas」をかけているのですが、普段は静かな東京大学の本郷キャンパス・弥生キャンパスが、企画の方々によって華やかに彩られる姿から、このテーマにしました。それぞれ自分なりの色でキャンパスを彩ってください、という企画の人へのメッセージとともに、見に来てくださる来場者の方々も、キャンパスを彩る一員となってくだされば、という思いを込めました。

今年の五月祭の見どころについて教えてください。

今年も全体で企画が500近くあるのですが、それぞれ、クラスの模擬店であったり、サークルの展示発表であったり、ステージのバンドであったり、研究室発表であったりとさまざまで、それぞれが魅力的です。企画は大きく分けて、五月祭委員会が主催している「委員会企画」と学生が登録してくる「一般企画」に分かれます。委員会企画の中で特に目玉になるものとしては、一日目の濱田総長による秋入学に関する講演会、二日目の東京スカイツリーオープン記念の講演会があります。一般の企画では、工学部電気電子情報系による「近未来体験企画」や工学部計数工学科の「工学博覧会」、駒場祭でも人気を博しているサイエンスコミュニケーションサークルCASTの「サイエンスミュージアム」などの学術企画が充実している他、「エレクトーンコンサート」や、奇術愛好会による「ステージマジックショー」、「マラバリスタ大道芸ステージ」(ジャグリング)など、パフォーマンス系の企画も揃っています。その他にも、血圧測定体験などの医学に触れることができる「医学部四年生企画」や、毎年五月祭の最後に安田講堂で東大オケが行うコンサート、学園祭を目標にコントを作る団体であるコントリーマアムの公演、東大ガイダンスの受験生向け企画など、多様な企画が用意されています。また、今年からの企画としては、「ムスリム・バザール」という、留学生の方が中心となって運営している、イスラム文化や現地の食べ物などを体験することができる企画があります。本郷キャンパスは留学生が多いという特徴があるので、留学生の方々に文化発信や国際交流をしていただければ、というかねてからの委員会の考えの1つの形になっていると思います。

今年の委員会企画について教えてください。

例年行なっている委員会企画として、今年も公開講座が3つ開かれます。そのうち2つは震災・放射能に関連する講演で、1つは人文系・社会系の視点から、1つは理学系の視点から読み解いていきます。もう1つは小惑星探査機「はやぶさ」が採取した粒子に関する講演です。また、例年通り安田講堂・赤門・三四郎池など有名スポットを回る東大案内ツアーや、案内所で冊子をもらってスタンプを押していきながら企画を回っていくことで景品がもらえる、スタンプラリーも行われます。

今年は例年より五月祭の開催が早いですね。

例年は五月祭は5月末開催なのですが、今年は5/19・5/20開催と一週間早くなっています。例年通りの開催日程だと、初日が梅雨入りだった去年の五月祭も含めて大雨が降るケースがあったんです。我々としても晴れた方が嬉しいですし、運営上も雨天の場合はごみ処理などの問題で負担が大きくなってしまいます。そのため、五月祭の日程に関しては大学当局と調整するうえでも問題意識が前々からありました。今年は早い段階から日程の調整をしていて、予想していたよりもスムーズに各部局の了承を得て、早い開催となりました。その分準備期間が一週間短くなり、ゴールデンウィークとの兼ね合いもあって、現在ドタバタしています。来年もこのくらいの日程で開催したいところですが、まず今年の様子を見てからですね。

今年は去年から続いて「めいちゃん」がマスコットキャラクターですが?

めいちゃん
めいちゃん

駒場祭ではもともと「こまっけろ」というキャラクターがマスコットを長らく務めているのですが、五月祭では毎年公募であったり委員会が考えたりと、毎年マスコットキャラクターが変わっていました。しかし数年前から、五月祭でもマスコットキャラクターを継続していった方が定着していくし人気も高まるのではないか、また何年か続投することを前提としたキャラクターの活動も計画できるのではないか、という案が挙がっていました。そんな中で、去年のマスコットキャラクター「めいちゃん」は人気が高く、一般の来場者の方にも多く認知していただけたということで、今年も「めいちゃん」が続投することになりました。

五月祭常任委員会の活動について教えてください。

今年の委員会は70〜80人のスタッフで活動していて、事務局・財務局・組織局・総務局・企画局・制作局・渉外局・環境局・システム局という9つの局に分かれています。組織局・総務局は登録された企画に対する場所の割り振りや資材の手配、企画局は委員会企画の運営、制作局はパンフレットやポスターなどの制作、渉外局はパンフレットへの広告掲載や地域とのつながりに関するイベントの運営、外部の取材への応対など、環境局はごみ処理や環境啓発活動、システム局はWebシステムの制作を主に担当しています。

今年の五月祭への意気込みは?

私たちは駒場祭委員会に在籍していたときには駒場祭の運営にも関わっていたので、今まで培ってきた経験を活かしていきたいです。今まで共に学園祭を作ってきた仲間との最後の五月祭だということで、自分にとっても思い出となるような五月祭にしたいですし、企画の皆さんにとっても来場者の皆さんにとっても素晴らしい五月祭だったと言っていただけるようにしていきます。

来場者の方に一言お願いします。

東京大学という大学の良さはもちろん、学園祭当日だからこその東大生のパワーや魅力も見られると思いますので、普段東大をよく知っている方も、初めて東大に来る方も、東大の魅力に触れていただければと思います。ぜひ五月祭にお越しください。

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掲載日:12-05-19
担当:山内雄太
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