持続可能な循環型社会構築のための資源処理と環境浄化

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第87回五月祭最初の公開講座「持続可能な循環型社会構築のための資源処理と環境浄化」には、約20人の方が聴講に訪れました。若い方だけでなく年配の方の姿もありました。担当されたのは工学系研究科システム創成学専攻の藤田豊久教授です。

講義では、持続可能な循環型社会のために必要なさまざまな技術や国際社会の現状などが紹介されました。まず初めに、ベースメタル(鉄や銅など)やレアメタルの採掘が国際的に進み採掘される鉱石の質が低下してきていることが触れられ、リサイクル技術や新たな採掘技術の重要性が説明されました。リサイクルに関しては、例えば製品の設計段階での工夫や使用済み製品のリサイクルはさらに普及する余地があり、技術自体も進歩を続けています。これらの技術を通して環境への負荷を低くすることが重要なのだとのことです。資源の面だけではなく、環境浄化の面でも環境負荷を抑えることが大切であり、鉱山から出る排水の浄化やかんがい農業による淡水不足の対策として海水から淡水を得る技術など、こちらもさまざまな技術や研究が紹介されました。

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最後に、今後日本が持続可能な循環型社会の構築に貢献するための課題が述べられました。講義を聞いて、技術革新のほかにも、今後人口が伸び続けると予想されるアフリカにおける教育や周辺国に技術を提供するビジネスの展開などさまざまな課題があり、まだ発展の余地はあるのだということを実感しました。訪れた方たちは誰もが熱心に話を聞いており、高校生や大学生たちは自分たちが作り上げなければならない未来の日本の姿に思いを馳せているようでした。

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担当:鈴木僚太
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