後期課程の単位

単位の修得だけでなく平均点も気にかける人が多かった前期課程。一方、後期課程では、卒業に向けてひたすら単位をかき集めていくことになります(留学を目指す人や、就活や院試で成績が考慮される人は、後期課程でも引き続き良い評定を狙っていくことになります)。

後期課程の科目

前期課程には「基礎科目」「総合科目」などの名前で呼ばれる科目が存在しましたが、後期課程にも独特の名前で呼ばれる科目が存在します。学部学科によって呼び名は少し異なりますが、大きく分けると以下のようになります。

必修科目

必ず履修しなければならない科目です。すべての単位を修得しないと卒業できません。学部学科によっては、学年末の時点で必修科目や選択科目を一定単位以上修得していることを進級の条件としているところもあります。特にそのような規定がない学部学科は、必修の単位を落としてしまっても、1年後に再履修できる場合があります(できない場合もあります)。実は経済学部には必修科目がありません(選択必修科目はあります)。

選択必修科目(限定選択科目)

指定されたいくつかの科目の中から一定数以上の単位修得が必要になります。工学部では「限定選択科目」と呼ばれます。学部学科によっては、「A群から○単位以上、B群から○単位以上」といったように、より細かく分類されているところもあります。文学部など、科目が「必修科目とそれ以外(選択科目)」に分類される学部には選択必修科目はありません。

標準選択科目

工学部に存在する科目で、指定されたいくつかの科目の中から、限定選択科目と合わせて一定数以上の単位修得が必要になります。学科によっては後述する「選択科目」と同様の意味で用いられています。

選択科目

卒業単位(卒業に必要な単位)を満たすために使うことができる科目です。要するに、上に挙げた科目以外の科目で、各学部学科が卒業単位に含めてもよいと定めている科目のことです。

他学部聴講(随意科目)

他学部聴講(他学部の授業を履修すること)によって得られた単位も、選択科目の一種として卒業単位に含めることができます。ただし、学部学科によっては他学部聴講を全く認めていないところや、認めてはいても教職科目や語学科目は対象外とされているところ、履修にあたり学部長または学科長の許可が必要なところもあります。

持出科目

以上挙げた分類とは別に、「持出科目」という分類を耳にすることがあるかもしれません。持出科目とは、後期課程の単位を前期課程に「持ち出し」て修得できる科目のことです。具体的には、法学部の「憲法第1部」(3・4学期に通年で開講)や教職科目(駒場開講分)、各学部で「4学期専門科目」と呼ばれる科目などを指します。これら持出科目の単位は後期課程の単位として扱われるため、前期課程の単位に含めることはできません(2年生から3年生への進級には前期課程科目について一定以上の単位修得が求められますが、この単位に持出科目によって得られた単位を算入することはできません)。

卒業単位の例

2012年度現在の卒業単位の例を以下に示します。この規定は今後変更される可能性があるため、最新の情報を必ず学部便覧等でご確認下さい。

法学部第一類

文学部思想文化学科インド哲学仏教学専修課程

工学部マテリアル工学科

医学部医学科

後期課程の成績評価

後期課程にも「優」「良」「可」「不可」の評定があります(法学部には「優」の上に「優上」なる評定もあります)。しかし後期課程では「100点」や「80点」といった具体的な点数は成績開示によっても原則得ることができず、「優」という評定だけが与えられることになります。

GPA

後期課程では「GPA」という評価基準が用いられることがあります。GPAは留学や就活などで使われる数値です。前期課程でも留学を考えている人は聞き覚えがあるかもしれません。GPAの計算は、例えば、優を3.5ポイント、良を2ポイント、可を1ポイントとして加算し、これを総単位数で割って行います(※)

(※)この計算方法は一例です。GPAには様々な算出方法があります。

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掲載日:12-09-30
担当:松本周晃
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