進振り体験談

理科一類→工学部応用化学科(第二段階)

1.東大入学時に希望していた進学先はありましたか。

進学振分けによって進学先を決定するまでの1年半の猶予期間をあてにしていたので、完全に進学先を決めていたわけではありませんでした。しかし、受験の際に併願した大学の学部・学科を見ると、高校の時から化学系を志していたようにも感じられます。

2.進振りを意識し始めたのはいつごろですか。

高校時代に制度の存在を知りましたが、当時は理科一類と理科二類からどういった学部に進学するのかをなんとなく理解しただけでした。1学期の時点では化学系が良いと考えていて、その中で最も底点の高い理学部化学科に平均点の目標を設定しようと思ったこともありました。しかし、1学期の試験が終わり成績が分かると、自分のレベルがはっきりと分かり、目標は変わっていきました。

3.進振りの制度についてどのくらい調べましたか。進学志望先を考えるにあたって役立ったものはありますか。

このUT-Lifeの記事を読んだり、履修の手引きを読んだり、進振りガイダンスに出席したりしていました。工学部の各学科のガイダンスにはおおむね出席しましたが、化学系以外の学科でも魅力的な部分が見えてきて、選択肢が増えてしまい少し迷うようになってしまいました。しかし、化学系を含め各学科がどういう学科なのかが分かり、選択肢のひとつひとつを吟味しやすくなりました。

4.授業の取り方など、進振りのために工夫した点はありましたか。

化学が好きで、化学系に進むことをある程度決めていたので「基礎現代化学」「化学平衡と反応速度」「反応化学」を受講していました。また、平均点に関するいやらしい話になってしまいますが、3学期に平均点を上げるために逆評定や口コミを参照して比較的点数の取りやすい科目を選択しました。平均点を上げるために3学期の履修科目をある程度絞り込んで、各々に集中的に取り組めるようにもしました。

5.進振りまでにこれをやっておけば良かった、ということがあれば教えてください。

興味がなかったり、苦手であったりする科目からはどうしても遠ざかりがちになります。しかし、志望先で学ぶ内容をちゃんと調べないままに「これは使わないだろう」と勝手に決めつけることはせずにその科目を前期教養時代にきちんと学ぶべきでした。

自分の場合は先述の通り化学系への進学が頭にあり、物理の重要性に気付いていなかったため、必修科目の電磁気学や総合科目の量子論などの物理系の科目への取り組みが足りなかったように思います。これらの物理系の科目も専門課程以降の化学系の科目でも必要となることがありますが、専門課程に進むと物理を学ぶ機会があまりないので前期教養で学ぶべきだったと思います。

6.他に進学を考えていた学部・学科はありますか。最終的に現在の進学先を選んだ決め手は何でしたか。

化学系三学科のうち自分が進学しなかった2つ、化学システム工学科と化学生命工学科です。1学期に生命科学の授業を受けてみて、生命科学系は違うと感じたため化学生命工学科は選択肢から外れました。化学システム工学科に関しては、最後まで外れる理由がなく、この2つで悩んでいましたが、研究室の研究内容などの資料を見てなんとなく違うな、といった消極的な理由で外しました。

7.第二段階は第一段階と同じ進学希望先にしましたか。その理由と、その時の心境はどのようなものでしたか。

第二段階は、第一段階と同じく第一希望を応用化学科としました。やはり、自分のやりたいと思えることに背を向けることはできなかったからです。ただ、第一段階での内定の時点で底点などが発表されて、自分のいるラインがきわどいところであったので、第二段階の内定までの2週間ほどはつらいものがありました。ちなみに、第二希望は化学システム工学科としました。

8.進振りの制度に対する意見や進学先の様子を含め、進振りを終えての率直な感想をお聞かせください。

多くの選択肢の中から自分の進学先を選択できるという意味では進学振分けは悪くないものだと思います。高校時代にそれを決めるというのはやはり自分には厳しいものでした。大学時代の経験によって、自分の思うところが変わってくることもあるでしょう。自分は結果的には高校時代に考えていたものとあまり変わりませんでしたが。

専門科目に進むと、自分の興味のある科目が多くなるので楽しいです。しかし、3学期での履修科目数との差からか、疲労度は大幅に上がったように思います。


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掲載日:08-06-24
担当:UT-Life