進振り体験談

文科一類→法学部(第一段階)

1.東大入学時に希望していた進学先はありましたか。

就職に有利そうな法学部か、扱う範囲が広そうな教養学部教養学科総合社会科学分科です。前者が第一希望でしたが、後者の方が進振りに必要な点数が高いと聞いていたので、どちらにも行けるように努力しようと思っていました。

2.進振りを意識し始めたのはいつごろですか。そのときに進学志望先候補はありましたか。

入学当初からどの学問分野が面白そうかは考えていましたが、本格的に進学先を考え始めたのは1年の夏休みごろです。1つ前の質問で挙げた2学科に加え、文学部行動文化学科心理学専修も候補に入れていました。夏学期の心理の授業が面白かったからです。

3.進振りの制度についてどのくらい調べましたか。進学志望先を考えるにあたって役立ったものはありますか。

教務課の進振りガイダンス、進振りの手引きでスケジュールを確認し、履修の手引きで要求・要望科目や各学科の定員、点数の使われ方を確認しました。2年の夏学期には各科目の点数を入力すると指定科類平均を出力するUT-Lifeの進振り計算機も使いました。進学志望先を考えるにあたっては、進学情報センターのシンポジウム、各学科のガイダンスやウェブサイト、便覧が役立ちました。進学情報センターのシンポジウムは4月下旬に開かれ、各学部の教授や卒業生が自分自身の進路をどう選んだかを話されました。

4.進振りを意識してやったことはありますか。

授業を通して進学先を検討しました。授業を選ぶ際には幅広い分野の講義を履修するようにし、実際に授業を受ける際にはその講義が扱うテーマがどれくらい、どのように自分にとって面白いのかを考えるようにしていました。進学先で困らないように、特に強く興味を持った政治や心理の授業で扱われた分野に関しては積極的に本を読んだりノートにまとめたりしました。

5.進振りに関してこれをやっておけば良かった、ということがあれば教えてください。

法学の授業をより真面目に受けていたら良かった、ということです。1年の夏学期には他の基礎科目ほどは法の授業に興味を持てず、あまり勉強していませんでした。しかし、2年の夏学期に法学部の専門科目が始まると、基礎科目の法の授業がその入門となっていることが分かったので、少し後悔しました。例えば、専門科目の民法では1年の基礎科目に比べてかなり説明が詳しい分、講義全体の概要を見失いやすくなりました。基礎科目で推薦された入門書を読んでおけば、より講義全体を意識しながら専門科目の授業を聞けたかもしれないな、と感じています。

6.他に進学を考えていた学部・学科はありますか。最終的に現在の進学先を選んだ決め手は何でしたか。

最終的に迷ったのは、文学部行動文化学科社会学専修です。それなりに幅広い分野を扱うと思ったので、2年夏学期の初めに候補に入れていました。総合社会科学分科については第一段階選抜で内定するほどの点数が取れなかったので、心理学専修に行くには前提知識をあまりにも知らないと思ったので、それぞれ候補から外しました。最終的に法学部を選んだのは、関連する専門職が多いだけでなく、法学や政治学は文系の中ではカリキュラムが世界的に共有されていて、その分知識も共有されているので、それを前提とすれば深く学べると思ったからです。

9.進学先の様子を教えてください。

2年冬学期は授業がすべて講堂でのマスプロ形式なので、同じ学部の人と交流しようとする努力が必要です。法学部には法曹や公務員など将来の目標がはっきり定まっている人が多い気がします。講義に関する情報共有はSNSを介して活発に行われています。授業に関しては、比較や判例参照などの客観的な分析が基になっているものが多く、一つ前の問いで期待していると述べた「知識の共有」を感じることができます。明文化されて現在実際に運用されている法である実定法の科目はそれほど増えませんでしたが、3学期には法社会学しか試験がなくまとめて4学期に試験があるので予習や復習を欠かさないようにしています。政治系の科目については4学期はさまざまな分野の基礎を学ぶ感じで、文学部や教養学部など他学部の学生も数名見かけます。

10.進振りの感想を自由に書いてください。

多くの学科で全科類枠が設けられていて、比較的自由に進路を考えることができるのは良いことだと思いました。幅広い選択肢により自分が本当に学びたい分野が何かをじっくり考えたり、高得点を狙って普段の授業を真面目に聞いたりして、学びに対するモチベーションを上げることができると感じました。これからも自由度の高い進振りの仕組みは維持されてほしいです。


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掲載日:08-06-24
担当:UT-Life