教科書について

東京大学のシラバスを覗くと、「講義題目」「講義内容」などとともに、「教科書」という項目があります。大学の講義でも「教科書」と称する物が使われるのですが、中学や高校で使われる教科書とは位置づけがかなり異なります。

なお、この記事の内容は、教養学部前期課程の場合についてのものです。

教科書の購入

クラスで受講する初修外国語(通称第二外国語)の教科書だけは、クラスから選出された「生協委員」なる係を通してまとめて購入するのですが、それ以外については、原則として各自書店で購入することになります。

キャンパス内には生協書籍部があるほか、新学期になると、教科書類だけを集めた「教科書販売所」という特設コーナーが設けられます。東大生協の組合員証を提示すれば、大半の教科書を市価の1割引で購入することができます。大学で使用される教科書には高価なものが多く、一冊2000〜3000円は当たり前、5000円以上のものも珍しくありませんので、高々1割引とはいえなかなかありがたいものです。

また、学生自治会室では、中古教科書の買取・販売が行われています。中古の教科書が半額以下で買えるということもあり、新学期になると自治会室は混みあいます。 もちろん、教科書も「本」の一形態に過ぎないのですから、図書館にも置かれています。駒場キャンパスの図書館の2階には「シラバスコーナー」というものがあり、シラバスで教科書として指定された書物がまとめて置かれています(貸し出しは認められていません)。

教科書の種類

教科書の位置づけ

このように、教科書にも様々なものが存在するわけですが、実際のところ、教科書を用いない講義の方が多数派だと言って良いでしょう。

また、教科書が指定されていても講義中にそれが使われるとは限らず、講義を聴くだけで内容が十分理解できるという場合には、教科書をあえて買わないということも選択肢の一つです。

なお、教科書以外に、講義内容の補完的な役割を果たす書籍が「参考書」として教員から指定されることもあります。参考書として指定されるのは、専門書や新書・文庫本のほか、演習問題集、講義内容よりも詳しい説明がなされている参照用書籍など、実に様々です。

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掲載日:16-10-30
担当:美世一守
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