他クラ体験談

不可をとってしまった場合の救済措置の一つである他クラス聴講制度、通称「他クラ」。このページでは他クラをした人の体験談を見てみましょう。


1年生の必修科目「英語二列R」。筆者(2011年度入学、理科一類)はとある事情により講義に1度も出席できず、成績は「欠席」となりました。試験だけでもとりあえず受けておけば良いじゃないか、という声も聞こえてきそうですが、語学では、講義で欠席を重ねると学期末試験の受験資格が与えられない場合が多く、筆者の場合もそれに該当していたのです。「欠席」は原則として0点として扱われ、進学振分けの平均点にも0点として算入されます(文科生の基礎科目には例外もあります)。

欠席
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語学の単位取得と救済措置に記載されている通り、1年生で英語二列の単位を落とした場合、2年生の夏学期に他クラス聴講(通称:他クラ)という形で再履修することができます。筆者も他クラすることにしましたが、この手続きがやや煩雑です。

英語二列Rの初回講義はガイダンスに充てられます。担当教員が各教室で、講義内容や成績評価方法、使用するテクストに関する予備知識などを1つの時限の間に数回説明し、学生はいくつかの講義のガイダンスを回ったうえで受講希望を提出することになっています。

1年生の受講希望が出揃い、(場合によっては抽選を経て)各講義の受講者数が決まったのが第2週の頭。ここで他クラ組にお鉢が回ってきます。まず、他クラス聴講を希望する場合は英語科教授会主催の履修相談に出向くように、とのお達しが掲示板に出されました。これを見た筆者は、ある昼休み、18号館8階の英語主任室に向かいました。「相談」というと中高の「教育相談室」が思い出され、単位を取れなかったことについてお咎めがあるものとばかり思っていましたが、実際には何のことはなく「(どの講義を)履修(するか)相談」するだけでした。相談の流れは以下の通りです。

  1. 受講を希望する曜限を提示する。
  2. その曜限に開講されている講義のうち、受講者数に余裕のあるものを教えてもらう。
  3. その場でシラバスを参照し、受講する講義を決める。

ここでのポイントは、他クラス聴講が認められるのは、受講者数に余裕のある講義、つまり1年生の受講希望者が少なかった講義に限られるということです。筆者が提示された講義のシラバスを見ると、担当教員欄には鬼教員として一度は耳にしたことのある名前ばかり。仕方なく(?)その中から興味のある講義を1つ選び、第2週から受講することになりました。

履修認定カード
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指定されたテキストを購入し、教務課から「履修認定カード」を受け取り、入学したての1年生の元気さに当てられそうになりながら第2週の講義に出席。講義終了後に先生に声を掛け、自分が他クラス聴講生であること、また英語科の教授部会から受講許可を得ている旨を伝え、履修認定カードにサインをもらいました。同時にUTask-Webから他クラス聴講の申請を出し、翌週には申請が受理されました。

いざ講義が始まると毎週かなりの量の課題が課され、鬼教員たる所以を実感させられたのは確かです。とはいえ内容はそれなりに興味深く、難しい英文に対する耐性もついた気がするので、決して悪いことばかりではありませんでした。加えて、週に1回だけでも1年生の集団に混ざって講義を受けるのは色々な意味で刺激になり、その点でも良かったと思います。サークルの後輩と一緒だったことに最終回で気付いたのもいい思い出です。(もちろん、単位を落としたことに対する反省は必要ですが。)

反映
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さて、進学振分けも終わった9月の下旬、各科目の得点が開示されました。成績表の「英語二列R」の欄を見ると「年度:2012 学期:1 評点:75」となっており、2011年度冬学期の成績は削除されていました。一方、同学期に履修した他の科目は全て「年度:2012 学期:3」となっているので、他クラス聴講の痕跡が成績表上に全く残らないわけではありません。

なお、英語二列の他クラス聴講では原則として75点までしか与えられませんが、教務課から提示される資料には「上限75点」と書いてあるだけで、「100点満点の原評価点を0.75倍する」のか「原則として原評価点通りだが、75点を超えた場合は75点で打ち止め」なのかは掲載されていません。ただ、仮に前者が正しいとすると筆者の原評価点は100点または99点だったということになってしまい、あまり現実的ではありません。今回は後者のルールが適用されたものと思われます。

※上記の内容は英語二列Rの他クラス聴講に関するものであり、英語二列P(文科生冬学期、理科生ALESS)の他クラス聴講の手続きは大幅に異なります。また、年度によって他クラス聴講に必要な手続きが変わることも考えられますので、駒場キャンパスの掲示板やUTask-Webの情報をよくご確認ください。

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掲載日:12-01-27