英語I

※2006年度入学者より、英語教育のカリキュラムが大幅に見直され、同時に英語Iテキストが変わりました。この記事には古い情報が含まれますので、ご注意ください。

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記念すべき第1回目は、1・2年生の象徴のような科目である「英語I」です。私のようにさんざん苦労した方や、将来受ける東大英語の講義に憧れを抱いている方など、この科目に対する思いは様々であると思います。しかし現在の英語Iのあり方は、90年代に大きな改革を経験した、一種の実験的な試みです。英語Iというこの壮大な実験を、教官及び学生はどのように捉えているのでしょうか。


1.英語Iとは? | 2.教官の視点 | 3.学生の視点 | 4.2つの立場を俯瞰して


英語Iとは?

英語Iとは、東京大学教養学部で英語を外国語として選択している学生全員が、統一に受ける授業です。2年生は英語Iのみですが、1年生の英語教育は2科目必修となっており、全員共通の英語Iと、Listeningや文献購読等を各自で選択できる英語兇箸吠かれています。英語兇担当教官の裁量にほぼ任されているのに対し、英語Iは教養学部の教授陣で構成される「英語部会」において方針や教材等が決定されるため、東大生の英語教育といえば、主に英語Iを示すことが多いのです。一つのクラスは100人程度、クラスの選択も学生の自由で、普通クラス、リスニング重視クラス、English onlyクラスの3つに分かれています。

英語Iの内容は、統一の教科書『The Universe of English』を踏まえた授業です。授業では、まずその週の分の文章に関するReadingおよび確認テストを行い、次に関連した内容のビデオ教材を利用してListening、最後に次週の文章の内容についてのイントロダクションのビデオを見る、という流れが一般的です。Listening重視のクラスではビデオを見る時間を長く取ることもありますが、通常、授業時間の半分以上はReadingに充てられます。ビデオについても、『The Universe of English』と同様、英語部会が統一のものを作成しています。

Reading教材であるこの『The Universe of English』には様々な内容のテキストが詰まっており、ほんの一例を挙げると、ギリシャ神話をモチーフにした現代小説、大量消費社会の誕生について、遺伝子の突然変異について、など文理を問わず広範な分野にわたる文章が載せられています。そのため、単なる大学の英語の教科書という枠を超えた「教養英語」のテキストとして、東大のみならず他の教育現場においても、広く使われています。

この『The Universe of English』は一度改訂され現在に至りますが、2006年度にも改訂され、第3版が発売される予定です。


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掲載日:06-02-25
担当:菅原慎悦
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