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コラム:シケ対・シケプリ

東大をはじめ、いくつかの大学には試験対策委員、通称シケ対というものが存在します。ここでは、東大の一つの伝統であるシケ対と、シケ対が作るシケプリというものを詳説したいと思います。

東大に入学すると、入学式の前にオリエンテーション合宿というクラス単位の小旅行があります。ここでシケ長という、シケ対を統率する役割を担う人を決めます。シケ長はクラスの履修状況を調査して、どの教科にシケ対を何人設置するかを決めます。シケ対が置かれる科目は必修科目と、クラスで履修している人が多い総合科目です。多くの場合、1科目につき1人か2人のシケ対が置かれます。

シケ対の仕事は、テストやレポートを乗り切るのに必要な事項をまとめた対策プリントを作ることです。シケ対が作る対策プリントのことを通称シケプリと呼びます。シケプリは印刷して紙媒体で手渡しすることもありますが、最近ではほとんどのシケプリはWeb上にアップロードして、クラス全員で共有しています。シケ長もしくはWeb長(クラスによっては設置される、主にクラスのホームページ作りなどを担当する係)が、ブリーフケースやWikiなど、シケプリをWeb上にアップロードできる環境を作り、シケ対はそこにシケプリをアップします。

シケプリの作り方として最も手軽なのは講義のノートをそのままシケプリとすることですが、試験を乗り切るにはそれだけでは不十分なことも多く、あまり歓迎されません。よく見られるのは講義のノートに詳しい解説を加えたものです。クオリティーの高いシケプリになると、過去の出題率が高い箇所を重点的に説明したり、予想問題を載せたりしています。シケプリのクオリティーは、シケ対の腕の見せ所なのです。

後期課程でも、シケ対制度があるところは少なくありません。自分が行きたい進学先にシケ対制度があるかどうか気になる人は、先輩にでも訊いてみてください。因みに、筆者が所属する農学部獣医学専修は伝統的にシケ対制度が存在しています。

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掲載日:07-12-28
担当:UT-Life
記事掲載日:09-05-02
担当:金子堅太郎
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