英語二列S(FLOW)

2015年度からの必修科目!

"FLOW"は、2015年度から新たに設けられた1年生の必修の英語の授業です。FLOWとは"Fluency-Oriented Workshop"の略で、英語でのディスカッション能力を高めるワークショップだと思えばよいです。週1コマ1ターム、全7回の授業となっていて、クラスによって4タームのうちのどのタームに開講されるかは異なります(詳しくはコチラ

曜限はクラスに応じてあらかじめ指定されており、教員も振り分けられます。2015年度のAセメスターでは、試験的に習熟度別クラス分けが導入され、Sセメスターの英語二列W(ALESA・ALESS)の授業で教員がスピーキング能力の高さを評価した学生は、上級クラスに割り当てられました。筆者が割り当てられたクラスは、どうやら上級クラスではなかったようですが…

この記事では、筆者が2015年度のA2タームで履修したFLOWの授業について振り返ります。授業内容は教員によって若干異なるので、あくまで参考にしてください。

どんなことをするの?

「英語でディスカッション」と聞くと、抵抗感を覚える人もいるでしょう。周囲の人が喋る英語についていけず、自分の言いたいこともうまく伝えられない…。しかし、この授業で行われていることはそんなイメージとは少し異なります。

まず、1対1で3分間、伝えたいことを相手に伝えます。それが終わったら今度はペアを組み替え、2分間で同じ内容を相手に伝えます。それが終わったらまたペアを組み替えて、1分間で同じことをします。

1対1での会話が終わったら、今度は3〜4人単位で同じようなことをしていきます。この授業の特徴は、同じことを少しずつ形態を変えながら行うことで、会話で生じた反省を生かしやすくしていることではないか、と筆者は感じました。

会話の題材は、回によってまちまちですが、社会問題や環境問題が中心です。最後の方の回では授業の集大成としてプレゼンテーションやディベートをします。難しそうですが、毎回の授業を乗り越えると、案外楽になったような気もします。言いたいことをうまく表現する単語が思い浮かばなくても、他の表現を使ってそれが伝わると、気持ちがスッキリします。自分の英語力を気にすることなく、積極的に英語が口をついて出るようになりました。

自撮り動画を撮るって本当?

「FLOWはひたすら動画を撮る授業だ」という話を聞いたこともあるのではないでしょうか。FLOWの多くのクラスでは、課題として1〜2分程度の「自撮り」動画の提出が求められます。筆者のクラスでは、授業終了後72時間以内にその授業の反省を述べた動画の提出、次の授業日の午前0時までに予習の感想を述べた動画の提出を課されました。スクリプトは読み上げてはならず、暗記する必要があります。

スクリプトを書き上げ、覚え、それをパソコンないしはスマートフォンに向かって話すことは、結構労力も必要で、また少し恥ずかしい作業でもありました。でも何度か重ねていくうちに、困難な状況下で頭の中から何とか英語を捻り出し、口から出す力は少しだけ向上した気がします。ただ、通信環境が悪いと、動画をアップロードするのは時間がかかるかもしれません。

いかがでしたでしょうか。FLOWは、英語が苦手な人にも英語を話す機会を与える授業です。個人的には想像していたものよりも楽しかったです。このような時間は高校でも体験したことはなかったし、東大の他の授業とも性質が違う気がします。学生の中でも評判は良好なようです。まだ始まったばかりなので、これからの進化にも期待しましょう。


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掲載日:16-03-27
担当:野上宏樹
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