スキー・スノーボード実習

スキー・スノーボード実習

スキー・スノーボード実習は、スキーまたはスノーボードを安全に楽しむために、実際にゲレンデに出て、身体の動かし方や事故防止のための知識を学ぶ実習です。毎年冬学期に開講され、1年生のみ参加できます。

10月、1年生の必修授業「身体運動・健康科学実習Ⅱ」の初回授業において履修に関する簡単な説明が行われます。その後、スキーまたはスノーボードのどちらかを選択して申し込みを行うことで実習に参加できますが、とても人気のある実習のため、毎年抽選により参加者が選ばれています。

さて幸いにもスキーの抽選に通った筆者は、2月の試験期間終了後、服や日焼け止めなどを持って、駒場キャンパスへと集合。バスで長野の菅平高原スキー場へと向かいます。なおこの実習では、スキー(スノーボード)板やウェア一式は別途レンタル料金を払うことにより借りることができます。筆者は板・ウェア共にレンタルすることにしました。実習に参加した学生はスキーが35名、スノーボードが10名。さらに教員が6名、TAが3名と、なかなかの大所帯です。宿泊場所に着いたのは深夜。すぐに消灯時刻となり、実習1日目は移動のみで終了しました。

スキー・スノーボード実習

翌朝、実習2日目。7時起床。ちなみに毎日の消灯時刻は22時半でした。試験期間直後ということもあり、徹夜等々で乱れに乱れていた生活が強制的に矯正されそうです。朝食を食べ、開校式の後、いよいよ9時からは実技講習が始まります。スキー実習の参加者は、スキー経験の有無・期間に応じて、初心者班・中級者班・上級者班に分けられ、各班ごとにレベルに応じた実技訓練・指導を受けます。スノーボード実習への参加者は、スノーボード班として一つの班を作っていました。筆者はスキー経験がゼロだったため、初心者班に振り分けられました。

スキー・スノーボード実習

さて初心者班は、スキー板の履き方から始まり、斜面での止まり方、曲がり方など基本的な動作を学び、午後にはゲレンデに出て滑走訓練を行います。まだ上手に斜面で止まることもできない筆者でしたが、上手に滑れない参加者には個別に教員やTAが指導を行なってくれたため、この日が終わる頃にはなんとか形だけは滑れるようになっていました。

実技講習は16時頃に終わり、冷えた体をお風呂で温めます。その後夕食を取り、夜は講義です。この実習はただ滑るだけの実習ではありません。スキーやスノーボードはどういう原理で滑っているのか、どうすれば上手に滑ることができるのか、安全に滑るにはどうしたらよいのか、などを科学的にしっかりと学びます。実技講習中に録画されていた自分の滑り方を見て、自身の癖や滑り方の改善法を検討する機会もありました。

講義が終われば、後は寝るのみです。自由時間もあったのですが、疲れて寝てしまう人が多いようでした。

スキー・スノーボード実習

残りの日程も基本的にこの繰り返しでした。滑るゲレンデはほぼ毎日変わり、時には急な斜面を(初心者も容赦なく)滑らされたり、リフトを乗り継いで遠くのゲレンデまで行ったりもしました。

初心者班以外の動向ですが、中級者班は板をハの字ではなく平行にして斜面を下る練習から始まり、滑走の練習などを。上級者班はアルペンスキーのタイムアタックなどを。スノーボード班は転び方の練習から始まり、斜面下りの練習などをしていたようでした。

スキー・スノーボード実習

4泊5日(近年は朝に駒場を出発することで3泊4日の日程になっているようです)の日程はあっという間に終わりました。スキー板に触れたことさえなかった筆者ですが、教員やTAの方々の指導のおかげで、実習が終わる頃にはスキーを楽しんで滑れるようになっていました。

なおこの「スキー・スノーボード実習」には、きちんと単位・点数がつきます。総合科目D「スポーツ・身体運動実習Ⅱ」の一種目として扱われ、1単位分の点数が進学振分けの平均点にも算入されます(※)。評価は実習への参加は当たり前として、実習中に書く自身の滑り方の分析やその改善方法などのレポートが中心になります。

以上、どんなに運動音痴な人でも、身体運動科学のプロによる指導のおかげで、ほぼ間違いなくスキーまたはスノーボードが滑れるようになるため、とてもお勧めな実習です(筆者の体験による)。

(※)ただしこの実習に参加すると、3学期にスポ身(スポーツ・身体運動実習)を履修する場合、1コマ分しか履修できなくなるので注意して下さい(実習に参加しなければ、2コマ分履修することができます)。


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掲載日:12-10-28
担当:松本周晃
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