地震学概説

駒場で開講されている主題科目にはさまざまなタイプのものがありますが、今回紹介する「地震学概説」は、その中でもかなり通常の講義に近いものになっています。

週一回の授業時間は、基本的に配布プリントやパワーポイントなどを使った通常の講義です。地震が起こる仕組みや、地震予測などについての講義が行われています。そのため、通常の授業に出席するだけでは、他の総合科目などとの違いをあまり感じられないかもしれません。

しかし、この科目の醍醐味は、通常授業以外のところにあるのです。

通常の授業がない土曜日に、2回ほど「補講」が行われます。1回は、東大の弥生キャンパスにある地震研究所の見学に行くことになります。ここでは、かつて使われていた地震計などの観測・実験用具などを見ることができます。また、2回目は「都内地震巡り」と題して、気象庁の見学から始まって都内にある地震の跡地などを散策し、両国にある震災復興記念館まで向かうという内容になっています。この「補講」は参加自由ですが、駒場の教室で授業を聞いているだけでは知ることのできないことを自分の目で見ることができるので、せっかくこの科目を履修したからには参加してみて損はないと思います。

授業の内容は、地震のメカニズムや理論の話が多いので理系的な色合いが濃いですが、文系の履修者も少なからずいるようです。期末試験などはなく、成績は宿題として課される読書感想文と出席で決まるので、わかるところだけ理解しよう、というスタンスで履修しても問題ないと思います。また、プリントがカラーでわかりやすくまとまっていますし、担当の教授も質問などに積極的に答えてくれるので、疑問点があっても解決は難しくありません。

地震を身近に感じる、というのは変な話ですが、この科目を履修することで、より研ぎ澄まされた目で地震についてみることができるようになると思います。地震についてはさまざまな噂や憶測が飛び交っていますが、その真偽を見極めるのにきっと役に立つのではないでしょうか。駒場のすべての科目の中で、「地震」がテーマとなっているのはこの科目だけです。地震に少しでも興味があるならば、ぜひ履修してみることをオススメします。


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掲載日:07-11-20
担当:金井雄太
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