精密工学メカトロニクス入門

工学部精密工学科による全学体験ゼミナールを受けてきました。定員8名という規模の小さい主題科目でしたが、そのぶん通り一遍の講義とは違い、その名の通り様々なことを「体験」できたのが鮮烈でした。

全4回の授業はすべて本郷の精密工学科の建物、工学部11号館で行われました。前半の2回は「磁気浮上」、後半の2回は「倒立振子」について扱い、それぞれ最初が原理などを説明する講義、2回目が実際の体験という構成です。「磁気浮上」講義→同実験→「倒立振子」講義→同実験、ですね。

浮いている鉄球

磁気浮上は電流が流れたコイルに発生する磁力を利用して、写真のように鉄球を浮かせるものです。この力の制御には微分、積分を応用したフィードバック制御などを使うのですが、これらすべてを電子回路で組み上げるというのが新鮮で、また驚いたところでした。実は私、昔ハンダゴテを使っていたずらに回路を組んだことはあったのですが、今回のように目的とした制御のために回路を組むのは初めてで、綺麗に球が浮いた時は浮かんだ球よりも目が丸くなりました。限られた基板の上でコンデンサー、抵抗、アンプそして導線を繋げるのも苦労しました。

倒立振子 2つ目の題目は倒立振子です。これは今や懐かしきミニ四駆の上に木の棒を固定して、それが倒れないように自動でミニ四駆を前後方向に動かす、というものでした。磁気浮上は実際に回路を組んで制御しましたが、こちらはプログラミングです。とはいえ私のようにプログラミングを実践的に組んだことがない人でも簡単にできるよう工夫されたマイコンで実験は行なわれ、何度となく試行錯誤した結果、見事ミニ四駆を手放しで走らせることができました。

プログラミング 今回初めて全学体験ゼミナールに参加しましたが、その実とても充実していて、なぜ1年生の時に履修しなかったのだろうと思うほどでした。進振りを目前に控えて学科選びを迷っている方も、今回のように学科が主催してくださる体験ゼミは数多くありますので、履修決定の際の参考にしてください。説明会はシラバス公開から間を置かずに開かれるのでご注意を。

大抵の体験ゼミは少人数で、それゆえ履修を躊躇う人もいるかと思いますが、いっそ思い切って飛び込んでみることをオススメします。

このページにコメントを送る
このページへの評価:
いい!よくない!
掲載日:13-03-22
担当:小西達也
*