小型風力発電を通じて環境エネルギーを考える―2

今回は、全学自由研究ゼミナールの中から「小型風力発電を通じて環境エネルギーを考える―2」を紹介します。このゼミでは、風力発電に関する講義と駒場キャンパス内に設置されている小型風力発電機を実際に用いての実習を行います。「2」とありますが他のゼミの続きというわけではなく、このゼミだけを取っても内容は理解できます。また途中から自分の興味のあるテーマを選んで受けられます。

駒場にある風車
駒場にある風車

ゼミの主な目的は小型風力発電の実践であり、いかにしてより多くの発電量を得られるかに焦点が当てられます。単に風力発電の利点のみに目を向けるのではなく、小型風力発電の利点と欠点の双方を考察して、今後の在り方を考えます。

筆者の選んだテーマでは、発電機一台でどれだけの発電量が見込めるのか実際に電化製品をつないで動かしてみることで体験しました。人が生活するのにどれだけの電気を必要とするのかを知るいい機会となりました。また他のテーマでは、子供たちに風力発電の仕組みを理解してもらうことを目標に、ペーパークラフトで風車を作ったりしているようでした。

またゼミのうち2回は、それぞれ小型風力発電機メーカーの方と東京電力の方をお呼びして、実際に発電に関わっている立場の方にお話をしていただきました。メーカーの方は営業上の失敗談など、東京電力の方は小型発電機を併用する技術上の問題点など、普段はなかなか聞くことの出来ないそれぞれの立場での苦労話をお聞きすることが出来ました。

筆者が受けたとき当初予定されていた教室では立ち見の学生が多く現れ、大きな教室へと移動しなければならなくなりました。これも学生の意識が環境問題へと向いているということの表れのように思います。そんな学生に対してこのゼミは、小型風力発電の現状を伝えることでより深く考えるきっかけになります。再生エネルギーに興味があるなら是非受講してみてはいかがでしょうか。


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掲載日:09-11-06
担当:UT-Life